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<この欄は遊悠人/地質学・地理学が専門、情報経営コンサルタント、年間90日の旅をノルマとする旅行ヤが担当します。
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◎原爆投下の正当性(2) 2016.5.27 悠遊人
通常爆弾は軍事基地や軍艦、戦車、そして軍人をピンポイントで狙うものだが、戦争だからこれは当然のこと。
ところ原爆となるとそうはいかない。それは一つの都市すべてを破壊するからだ。当然一般市民である女子供も皆殺しだ。
米国はこれ以上の被害者を出さないため、早く戦争を終結させるためと原爆投下を正当化したわけだが、これは違うだろう。
ハワイ真珠湾の軍事基地を攻撃したのとは全然訳が違う。
戦争で軍人同士が殺しあうのは認めるとしても、最初から一般人を狙うのは許せない行為だ。せめて一般人に対して原爆投下
を前もって宣告することはできなかったのか、
◎「ノーベル賞」と「写真を撮る」を考える 2015.10.15 悠遊人
大村博士曰く「賞は微生物にあげたかった」
梶田教授氏曰く「賞はニュートリノが取らせてくれた」
微生物に病気を治癒する力を与えたのは大村博士ではない、同じくニュートリノに振動や重量を与えたのは梶田教授ではない。
それらの力や性質、内容はそもそも微生物やニュートリノが持っているもので、それらを発見し、世の中に役立つよう効能を
引き出したのが大村博士であり、梶田教授ということになる。 そしてそれらを発見した人間でさえ他から創造されたもので
あって、決して人間が万物の創造者などと勘違いしてはならない。
自然界にはまだまだ分からないことは無限にあるだろうし、これからもノーベル賞受賞者は毎年増えていくことになる。
「写真を撮る」ということを考えると、どんなすばらしい写真を撮ろうが、それは創造的行為ではない。 創造物はすでに
人間であれ、他の動物であれ、また建築物や仏像や自然界の風景にしたって、すでにそれらは何者かに創造されたもの。
写真はそれらの一面を引き出すものであって、いつかはノーベル賞級の写真を一枚撮ってみたいもの。
◎「特措法」を考える 2015.9.23 悠遊人
戦争は多くの人が避けたいことでしょう。
それでも現実的に戦争はなくなりません。
今回の「特措法」は、そのために有効かどうかで判断すべきと考えます。
70年前米国の意向で起草された憲法は、はたして現代日本に合っているのでしょうか?
変えたくとも2/3ルールではなかなか変えようがありません。
それでも戦争はこちらから仕掛けなくても、向こうからやって来ます。
集団的自衛権は間違いだと言いますが、友人が襲われれば、助けるのが当たり前でしょう。
学校のイジメ問題とよく似ています。 どこでもイジメ(戦争)はあるのです。
理不尽には戦わねばなりません。
一人で無理なら集団で対処しなければならないでしょう。
平和だ、平和だと叫ぶだけでは平和は絶対にやって来ません。
◎原爆投下の正当性 2015.8.7 悠遊人
米国は自国の兵隊の犠牲を抑えるため、原爆投下を正当化しているが、それは以下の二点で正しくない。
1.二十数万人を殺した相手は女・子供を含む民間人だった。ハワイの軍事基地攻撃とはもって非なるもの。
2.対等な戦いではなく、原爆を使用した。 これは素手で戦う相手を拳銃で撃ち殺したことと同じ。
これは歴史上最大のホロコースト(大虐殺)であり、731部隊や南京?やアウシュビッツさえもはるかに超えた非人道行為である。
米国及び米国大統領は日本、そして全世界に一刻も早く謝罪すべきである。
日本、および日本人はこの非人道的大虐殺に対して強烈な抗議をすべきである。
オバマにノーベル平和賞なぞもらう資格はないが、現在人殺しに関して米国に敵う国はない。
◎新国立競技場 2015.7.15 悠遊人
あのバカらしい新国立競技場騒動はなんなの。 どう見たって予算オーバーでしょう。 給料10万の者が2億3億の別荘を買うよう
なもんだ。責任は大会委員長の森嘉朗さまが取るるべきじゃないの? そもそもオリンピックってメインスタジアムを造る競争じゃ
ないでしょ。
時間がないなら解決策として、その時のコンペで予算に見合う別案を採用すれば? 余分な出費1,500億あればその分スポーツ振興
にでも振り向ければ、金メダル100個ぐらい取れるんじゃないの?
◎最近のJR情勢 2015.3.19 悠遊人
各種割引に対して厳しくなるようです。 私もJRを人一倍愛する者ですが、最近の動きが気になります。
たとえば「青春18切符」もチラシが消えました。 団体割引も(特に子供に対して)割引率が低くなるようです。 民営化になり、
新幹線をどんどん延伸しているのですから金もかかるのでしょう。 この3月で名物列車もどんどん廃止されているのもこの流れです。
赤字ローカル線などこれからどんどん廃止の運命でしょう。 すべてJR各社の利益確保のために動いているのです。
こんなことがわかってくると、私は北陸新幹線開通万歳とか最後の名物列車であれ、単に喜び、写真を撮る気分にはなれないのです。
●自己責任とは? 2015.2.21 悠遊人
戦場ジャーナリストは当然ながら自己責任で戦場の取材に入るものでしょう。 ただ拉致されれば彼らの救出をしなければならない
のは国家の責任として当然のこと。 しかしながら北朝鮮の拉致をみてもわかるとおり、歴代政権の意志・能力からは救出などまったく
期待できるものではありません。 それでも戦場ジャーナリストたちは平和ボケしていく自分や社会が許せず、再び戦場に向かうのです。
このことを暖房の効いた部屋で、冷えたビールを飲みながら批判する資格はあなたにありません。 デブチビ夫人殿
シリアの大使館は危険だからといってヨルダンに引き上げるとはなにごと?? ダマスカスがそれほど危険とは思えないのに前線撤収
とはあきれる。 また大手メデイアたちは何をしているのか? さも自身で情報収集したような顔をして報道しているが、そもそもこれ
らの情報はフリーのジャーナリストたちが生死をかけて取材したものじゃないの。
最近冬山で遭難するのも目立ちますが、冬山もある意味で戦場です。 ここで戦うのも強い意志と経験と体力、そして覚悟が必要です。
平和ボケ・安全ボケした人間の立ち向かえる世界とはまったくちがうのです。 安全なはずのスキー場でさえ、欧米では危険な個所には
立札があって「ここから先は自己責任で」とありますが、あなたはその先へ行きますか? 行けますか?
※後藤健二様のご冥福を心よりお祈りいたします。
・苦しみを悲しみに変え神無月 <悠遊人>
●続々、公務員のムダ 2014.5.26悠遊人
公務員年収の各国平均
フランス 310万
アメリカ 340万
ドイツ 355万
日本の地方公務員平均年収 728万、国家公務員663万,対して一般サラリーマンは350万ほどという。
日本の公務員数は少ないとぬかす輩がいるが、準公務員(社団法人とか財団法人、天下り先など)を加えれば800万人とも
1,000万人ともいわれてもいる。まさに日本はシロアリの虫食い国家状態となっている。こいつらが日本の税収のほとんどを
食い散らかしているのだ。
(公務員への支払い=平均700万円×800万人=56兆円、ちなみに国家税収=約40-50兆円)
アベは何をやっている?
公務員改革こそ「盾」であって、矢だけ打っても問題は解決しない。
◎アベノミクスとは 2014.1.22悠遊人
この本質はインフレ政策とみる。 単なるデフレ脱却などという緩いものではない。
基本的に国の財政を考えたとき、もうこれ以上赤字は増やせない段階に来たということ。 国債などが暴落すればこの国の
財政はひとたまりもなく崩壊するのだ。
その前に国の政策としては1に増税である。 幸いにして国の借金は対外への借金ではなく国民への借金だ。 例えば
消費税を25%ほどにすれば税収は40兆ほど増え、はじめてプライマリーバランスがとれる。25%まで上げれない分は2として
インフレを起こす。貨幣価値が半分になれば借金は半分に減る。 借金はあっても国民向けならたいした問題ではない。
ただこれ以上増やせないというところ。アベノミクスの目標とはこんなところだ。 だから貨幣をどんどん刷り、円安を招き、
消費税UPを決め、インフレに向かって順調に動き出したのだ。 ベースアップなどはインフレに向かっているのだからあたり
まえの話で、要はいかにして一般庶民からクレームなく(政権を維持しつつ)金を吸い上げるかが肝心なのだ。
●エネルギー政策
原発の危険性だけを強調して、原発反対を一方的に叫ぶ風潮が目立つが大いに疑問だ。
肝心なのは全般的なエネルギー問題であって、かつて日本がABCDラインで石油の輸入を止められ、南方に進出せざるを得なく
なった先の大戦を忘れてはならない。 そもそもこの教訓で原発が導入されたのだ。 資源のない日本としてはあらゆる供給の
可能性を捨ててはならないのだ。 石油・ガス、太陽、風力、バイオ、地熱、その他新エネルギー、もちろん原発も含むのは
当然だ。特に政治家が原発反対を言うなら、その分の代替エネルギー政策を唱えなければあまりに無責任というべき。
特に原油の高騰で昨年の貿易収支がなんと10兆円以上のマイナスになったことを指摘したい。これは日本の一世帯当たり
約30万円の負担増に相当するのだ。
ここで私なりの自説をのべておきたい。 日本はいかにも自前のエネルギーを持たないと言われてきたが果たしてそれは
真実か、と。ところが周りを見渡せばあるではないか。
1.地熱発電:まがいもなく国産で安定的なエネルギーである。 火山地帯の地下熱源に人工空洞を掘り、それをボイラー
に見立て、水を注入し(だから温泉水が枯れることもない)、蒸気にしてタービンを回し、発電することなど米国ガイサーでは
40年も前から取り組んできた技術で、環境的にも採算的にも確立された技術である。
原発の減少分は地熱で補い、将来国全体の10〜15%を賄う。 これは原発約15〜20基分に相当する。 たしかアイスランド
では日本製の地熱設備で国の1/4の電力が賄われていると聞く。 日本はそれ以上の地熱エネルギー大国なのだ。
2.メタンハイドレード:最近になって日本の領海やEEZ内で発見されつつある深海に眠る液体化した炭素ガスである。その
量たるや日本だけで200年分以上もあるという。これを石油や天然ガスの代替としたい。問題はその存在が深海にあるということ
だが中部沖合ではすでに採掘に成功している。
これ以上エネルギー政策を石油メジャーや他国に押し付けられる義理はない。1,2のような国産の有望なエネルギーがある
のだからこれに注力しべし。 エネルギー問題とは単に家庭の電気代が二倍になるというだけではない。いま原発が再稼働しなけ
れば多くの工場が操業停止か海外に出ていかざるを得なくなるなるということ。原発は古くなったものから廃炉とし、地熱に
置き換える。 また原油・天然ガスはメタンハイドレートに置き換えていく。 最近話題のシェールガスやシェールオイルには
過度の期待をしないほうがいい。
あなたはあの暑い夏をクーラーなしで過ごせるのですか?
冷えたビールが飲めなくなって耐えられるのですか?
◎歴史のわからない国 2013.7.20悠遊人
しかしこの国はなんという国でしょう。他国に対しては60年以上も前の慰安婦問題をいまだに持ち出す。そんなことより
今でしょう。第二次大戦後あなたがた軍隊がベトナムで何をやってきたか、そして現在も何をやっているか考えたらいかが
でしょうか。 はっきり言って性を国家ぐるみで商売にしている国であなたほどの国はないでしょう。日、豪、米にその手の
女がどれだけいるか、誰でも知っていることです。日本が植民地化したとも避難しますが、そうでなければ今は中国かソ連の
一部になっていたとあえて言っときましょう。つまり北朝鮮と変わらない最貧の狂産国になっていたということです。まあ
現在でも体質は変わりようがないのでしょうが・・・
・ケネクネと宗主の国に貢物 <パク・リ>
<刻トキの流れ> 2013.6.26悠遊人
釣り人の時計は時々止まってる
止まった時は動けない
動けなくても回ってる
時計回りに廻ってる
ただみんな一緒でわからない
それでも刻(とき)は流れてる
◎夏の暑さ 2013.6.16悠遊人
太陽は6月夏至に最も高い位置まで登ってきます。つまり太陽の直射がいちばん強くなるわけです。もっとも最高気温は
熱の蓄積などの関係で日本などでは一ヶ月遅れることにはなりますが。 太陽の高度の関係で言えば、アジア(北緯0〜23度)
は4月から5月にかけてが一番暑くなるわけです。さらに太陽の動きから言えば赤道上よりも北緯10〜20度に長く留まること
になり(北回帰線でひき返しますので)熱が滞留し、台風の発生となるのです。つまり台風とはこの域にたまり過ぎた熱を
最も効率よく拡散する地球のメカニズムなのです。
◎<ホテルに関して> 2013.5.06悠遊人
ホテルは自分で選ぶものだが、選ばれているものでもある。自分がそのホテルにふさわしい人間でなければ快適ではない。
スタッフや宿泊客のレベルも自然とそのホテルに合ってくるものだ。
今滞在しているホテルはロンドンのパデイントンにあり、場所はいいのだが内容はどうも合わない。ヨーロッパは格式を重ん
じるので、料金だけで選ぶと後悔することになる。4☆5☆でもヨーロッパでモスリム風のホテルはちょっとあわない。
ヨーロッパのこぢんまりしたホテルは特に当たり外れが大きいので注意したい。
また学生ならまだしも、40過ぎたオッサンが安いだけのホテルに泊まってもなんの自慢にもならない。余裕があれば4星以上
がいいだろう。
◎アルジェリア・テロ 2013.1.21悠遊人
サハラ砂漠の奥イナメナスで多くの方が亡くなった。日揮の社員も大勢含まれる。実は私も大学卒業後初めて籍を
おいた会社でもあるのでとても人ごととは思えない。それはもう40年も前のことだが、当時から日本揮発油(旧名)
はアルジェリアで石油精製プラント事業に進出していたことをよく覚えている。会社を辞めてから、世界各地を放浪
しているとき、これが縁で当然アルジェリアも、西のモロッコからチュニジアまで横断することになる。
当時この国はフランス(旧宗主国)の影響がかなり濃く、仏語でなく英語で問いかければ無視されたものだ。やむなく
たどたどしいスペイン後で通したものだが、人々の間にはかなりの貧富差を感じたし、役人やエリート連中が威張り
くさっているのにかなり腹がたったと記憶している。
砂漠に暮らすイスラムの怖さというものは行った者、暮らしたことのあるものでなければわかるまい。
そもそも人命優先などとノー天気なことを言ってる余裕のあるところではない。片手にコーラン、片手に剣を!とは
欲しいものは力づくで奪いなさい、と言っているようなもの。砂漠の宗教とはそのようなものであって、特に仏教徒
にはまるっきり理解しがたい宗教なのだ。テロに対しアルジェリア政府の取った行動は非難できるものではないのだ。
日本にはまず情報を一括して統合管理する国家情報省のようなものが必要だ。でなければ今回のように政府は何も
できない、という醜態をまた晒すことになる。いつまでも米国にオンブにダッコでは尖閣でもひどい目に合うことに
なる。
◎地方公務員のムダ 2013.1.11悠遊人
さていままで公務員のムダに対し何度も私の主張を述べてきた。要は人員、給料とも30%づつカットし、総人件費
を半分に押さえれば16兆円ものムダが無くなるというものである。
今回はそのうち地方公務員に絞って考えてみたい。以下の数字はアバウトなものと考えていただきたい。
実は公務員と言えば圧倒的に地方公務員が多い。おそらくその数は300万人〜350万。実に年間24兆円以上が地方
公務員の給料として消えていくことになる。問題は、この財源のうち多くはの地方交付税交付金16.6兆円から出
ていることにある。国税が地方公務員の給料に化けること自体おかしな話なのである。まず早急にこれを是正し、
まず半額削ることを提案したい。これで国の予算から8.4兆円の歳出カットになる。
国家公務員の人件費はわずか7.8%の削減だけで誤魔化されてしまったが、結果民主党は無様な敗退をしたとも言え
る。安倍自民党にはしっぽや皮だけの小手先のごまかしでなく兆単位のムダの削減から取り組んでもらいたい。
◎これからの中国 2012.9.18悠遊人
反日デモが騒がしい。例えば日本製の車が標的にされているわけですが、持ち主は中国人だし、作っているのも
中国人です。つまりこれは日本を標的としているのではなく、金持ち富裕層が標的なのです。
なぜ日本車が狙われるかというと「愛国無罪」だからです。本来は高級車なら日本車でなくてもいいのです。
車を持てない層が襲うのです。やがて腐敗役人や政治家の車も餌食となることでしょう。
運よく外資系企業や大手国有企業に就職できた一部の者以外は実に貧しい国なのです。そこから這い上がるの
は容易ではありません。この国ではどこで、誰の子として生まれたかでほぼ一生が決まってしまいます。
北京や上海で生まれただけで数々の特典があり、田舎の人は勝手に住所の変更もできません。
だからまともな職につけない若者が騒ぐのです。国が乱れれば、さらに国の制度が変われば俺たちにもチャンス
がくるかもしれないと。
隣国の日本も領土問題ではっきりわかったように、いままでのような曖昧な態度は取らなくなるでしょう。
いつまでも過去のしがらみに囚われていてはいけないとやっと気付いたのです。
中国人は自分さえよければ、という人間がほとんどです。だから経済が成長して給料が上がっていく間は共産党
独裁政権を許してきました。こういう形でないと国が成り立たなかったのです。しかし成長が終わればこの政権も
終わりです。そして国の形は選挙制、民主主義国家と変わっていかざるを得ないでしょう。その時は旧ソ連のように
8ケ国ぐらいに分裂するはずです。その時期を30年後と考えている中国人(富裕層)は多いようですが、私にはとても
そこまで持つとは思えません。
日本に対してまず言える事は、尖閣では一歩も引いてはなりませんし、引く必要もありません。力には力で対抗
するという意思をはっきり示す必要があります。特にここ2ケ月は重要です。政権が変わるからです。中国は実は
でかいだけで以外に脆い。日本人が中国を恐がるより、はるかに中国人は日本を恐れているのが実態です。
歴史をみればわかります。日本は中国と対等かそれ以上に付き合ってきたわけで負けたことなどありません。
南京で一般市民30万人虐殺された(それが事実なら中国の軍隊は国民を守らずどこで何をしていたというのか)
などと戯言を言ってるように実態は実に弱虫で、眠れる獅子どころか寝たきりロバとでも言ったほうが適切な国
なのです。
◎領土問題 2012.8.25悠遊人
お互いの国民が、そこは我々のものだというのは当然であって、なんの歴史的事実も知らないで感情的に騒ぎ
まくっている、というのが現状だと思う。これはやはり公平な目で第三者の判断を仰ぐのがいい。それ以外には
ロシアの言うように武力で奪い返す以外にない。
まず竹島だがいいチャンスだと思う。第一に国際司法裁判所に提訴すべきだ。理があるなら応じろと我が閣僚は
何度でも主張すべきだ。明らかに韓国はこれを嫌がっている。ここが一番の攻めどころである。
竹島が解決すれば北方領土も道が開ける。これらの意地汚い連中には守るだけでは通じない。理あれば徹底して
反撃しなければならない。
日本の外交交渉は、いつも相手のルールで、しかも相手の審判員のもとアウェイで戦ってきたようなもの。
かつ選手はMFやFWはおらず、ディフェンダーDFだけ。これでは勝てない。もっと戦略的に攻撃する体制を整え
なければならない。
◎オリンピック 2012.8.25悠遊人
スポーツは大好きである。能力の限界まで高めあった同士が同じルールの下で公平に競い合うのを見るのは
実に楽しいことだ。ただオリンピックに対する考え方は少し違ってきているようだ。日本は日本のやり方があって
いいと思う。必ずしも金メダルの数を追いかけるのは中国や韓国のような発展途上国のやり方で、真似る必要も
ない。私は金メダルの総数にはこだわらないが、メダルの総数にはこだわりたい。挑戦する者にとってもメダルが
あるかないかは雲泥の差となろう。今回過去最多の38個というのは素直に喜びたい。
水泳やサッカーのように真にグローバル化しつつあるスポーツに比べ、柔道は少し考えたほうがいいだろう。
水泳界は紛れもなく北島康介が引っ張った。二度の金メダルを取った彼は、今までのコーチを離れ、単身アメリカ
に渡り、己を鍛えた。自立したのである。こういった彼の姿勢が水泳界にメダルラッシュをもたらしたように思える。
グローバル化とはつまりは自立化のことである。
対して柔道界は連盟やコーチなど、上の力が強すぎるのではないだろうか。選手自らの工夫もなく、上からの
指示に従ってロボットのように試合をするだけでは、もう勝てないだろう。昔活躍したであろう技は研究され尽く
している。己だけの隠し技を持つ必要も痛感する。**連盟や**協会など上の力の強いところは伸びない。上を
目指す選手は大いに海外へ武者修行に出かけたい。
◎この国に未来はあるか? 2012.6.28悠遊人
冷房の効いた部屋で、冷えたビールを飲みながら原発反対だ、増税反対だ、といってる間に、もとより政治は
ガタガタだったが、いつもまにか経済までガタガタ。気がつけばお隣の中国に抜かれ、韓国にまで抜かれる始末。
しかもここに来て大増税だけが決まり、肝心の社会保険改革、公務員削減などなにも手付かず・・・
まさしくこの政権のバカで無能さだけがはっきりした。野田、枝野、前原、仙石・・・こういったお子ちゃま連中
に果たして米国や中国とまともな交渉ができるのか、と考えただけでゾッとする。10年後果たして年金はもらえる
だろうか。日本の個人財産なぞ米国のボロ国債に消えてしまっているのではないか、尖閣どころか沖縄まで中国の
支配下になっているのではなかろうか。
極度のインフレや預金封鎖など現実味を帯びてきたようだ。
◎海外旅行、いつ行くの? 2012.5.26悠遊人
やはり行きたい時に行くべきだろうと思います。行くべきか行かざるべきかなどと悩んでいる暇があったら
さっそく行きなさい。そもそも行きたいから悩むのです。あれこれ行かぬ理由を考え、結局行けなくなっては
後悔するだけです。
アフガニスタンがそうでした。遅れた者はあの崖に彫られたバミアンの仏像はもはや見ることができません。
シルクロードのハイライトを見損なった者はだれも旅家(タビヤ)とはみなしません。
最近ではチュニジア、エジプトがそうです。またその後シリアはどうなりましたか。私は昨年3月シリアから
帰国した翌日に東日本大震災がおきました。今の国情はさらにひどくなってるのはご存知のとおり。もういつ
行けるかわかりません。もうパルミラの遺跡はしばらく見ることはできないのです。
これからはどうでしょう。中国は?ヨルダンは?イランは?一度政変が起これば長期にわたり乱れるでしょう。
ミャンマーも今がチャンスでしょう。
◎金環日食2012 2012.5.22悠遊人
5/21がんばって早起きし、3年前の皆既日食に続いて久しぶりの天体ショーを楽しみました。
衛星として、月はその径が地球の1/4と大分大きい。その距離は太陽の1/400であり、また径が1/400であるため
地球からはほぼ同じ大きさに見えることになる。ただ月の公転軌道は楕円形であるため、地球から離れると今回
のように金環日食となり、近づけば皆既日食となる。
昔の人は皆既日食には実際太陽がなくなる(暗くなる)のでビックリしたでしょうが、太陽のエネルギーは
きわめて大きいため、数%でもそこそこ明るく、平安時代の人は金環日食なぞ気付かなかったことでしょう。
今回5/21に金環日食があったということは、半月前には月は地球に一番近いところにあったわけで、それを
スーパームーンと呼びます。今回の満月は大きさで+11%、明るさで+30%でした。私はたまたまベトナムで
これを見かけ、巨大な月が昇ってくることにビックリしたものです。半月後には再びスーパームーンが現れる
ことになります。
惑星・衛星もまさに陰陽の世界です。
<●月に感謝>:地球は月から多大な恩恵を受けてきました。まずそのことに感謝しなければなりません。
そもそも月がなければ人類は存在しておりません。月があることによって地軸が安定し、地球が安定して回転する
ことができます。これは気候や海面の安定に繋がります。
また月のデコボコの表面をみてわかるように、数多くの隕石や小惑星が地球に衝突するのを防いでくれています。
小惑星ひとつ落ちただけであの恐竜が全滅してしまったのですよ。
問題は遠心力によって、やがて月は地球から離れていってしまうことです。
大分先の話ではありますが、そのとき地球はどうなってしまうのでしょう。
◎シェールガスとは 2012.5.17悠遊人
最近話題のシェールガスとは何だろう。
今まで採掘してきた石油やガスは砂岩や石灰岩など多孔質な貯留層に溜まっていたものを採掘してきた。それが
新しい技術として、それらの生成母岩である頁岩(シェール)自体に水平坑を掘り、水圧でクラックを生じさせ、
直接ガスを採掘することができるようになってきた。
米国では広くこの方法が進み、いまやガスの値段は日本の1/7だという。この方法でガスのみならず石油においても
大増産が確実になってきており(シェールオイル)、可採埋蔵量は60年以上伸びるようである。
日本のエネルギー問題を考えれば、ガス・石油の値段が数分の一になればそれこそ原発や太陽光、風力、地熱などの
再生可能エネルギー開発は当面吹っ飛んでしまうことだろう。
しかし、あえて私は言いたい。原発やこれら再生可能エネルギー開発は絶やすべきではない、ということと特に原発は
日本が技術的に世界をリードして行くべきだと思っている。安全性を十分なものとして確立していくのは日本しかない、
と確信している。
◎竜巻とは 2012.5.9悠遊人
日本の竜巻もアメリカ並みのサイズになってきた。
かつて、この欄で台風(ハリケーン)はなぜ起こるかを説明した。それは夏至に北回帰線まで北上した太陽が南下する
のに対し、この緯度付近に残された熱エネルギーを最も効率的に北方に散らす(追いやる)スタイルが台風なのである。
これに対して竜巻の原因は何か?
暖かい空気の上に冷たい空気が乗ってくる(通常と逆)と、その不安定な状態を解消するため、通常は上昇気流が起き、
積乱雲を作り、落雷や場合によってはヒョウが降る。そしてその温度差が局地的に極めて大きい場合、渦巻状に下部の
暖かい空気を上空に散らす(追いやる)最も効率的スタイルが竜巻なのだ。
つまり台風も竜巻も溜まりすぎた熱エネルギーの拡散・開放という意味で、地球が行う治癒作用なのだ。
地球も人体もおなじ行動をとる、というのが地質学を専攻した私の考え方だ。
◎春は来るか?--信念のある政治 2012.3.9悠遊人
J.ベルヌが「空想できるものはすべて実現できる」と言ったのはまさにそのとおりだろうと思う。
問題はそれだけの信念があるかどうかだ。
日本の政治がこれだけ混迷しているのに、政治家もお役人も社会の公僕たる身分を忘れ、己自身の既得権益を
守るのに必死だ。しかしそろそろ明治維新の時のように、社会を大改革する人物が現れていい頃と思う。
そしてそれは大阪から風が吹いてきたように感じる。
橋本徹−本物の信念があるかどうか、期待している。
◎世界ホテル、パッケージツアー予約事情 2012.2.24悠遊人
最近はホテルの予約が厳しくなった。理由はこうだ。
@agodaやexpedia,apple,jhcなどから自分自身で直接予約するものが多くなった。
Aその中にはお同じ日に三つも四つも股がけして予約する不貞の輩が多くなった。
Bしかもその輩はキャンセル料が発生する間際まで手放さないし、間際に一気にキャンセルが増え、埋められない。
Cよって一旦予約すればキャンセルしても払い戻ししない、というホテルが増えてきた。
これはパッケージツアーなどにもいえること。
こういう身勝手な旅行者が増えることによって、一般の旅行者は予約するのも大変になったというわけである。
得てしてこんな素人旅行者が俺は旅のプロだ、みたいな顔をしているからこまったもの。
◎消費税UP分の使われ方 2012.1.22悠遊人
消費税のUP分5%の内訳を説明しろだって?
中国へのODAじゃあるまいし、名目環境汚染対策5,000億の援助だって実際どう使われているかわかったもんじゃない。
中国にとっては本来環境汚染対策に使われるべき5,000億が浮いたわけであって、その分は軍事費にまわされた、という
それだけのことだ。(だから中国に援助などすべきではないと主張している)
今度の消費税の5%UP分は、名目福祉に使うといいながら、実態は天下り独立行政法人や政治家・役人の給料の維持ために
優先して使われる、ただそれだけのことだ。税金に色は付いていないのだ。
我々はもはやこういうレベルの低い冗談に付き合ってる暇はない。
◎新年を迎え 2012.1.18悠遊人
おめでとうなどというつもりはないし、そのような事情でもない。
イタリアの豪華客船が沈没した時、客を押しのけ最初に逃げ出したのは船長とスタッフだそうな。
我が日本丸が事故に遭えば、最初に逃げ出すのは政治家と役人、そして既得権益に群がるハイエナどもだろう。
ちょうど福島原発のときのように、政治家は現地対策本部を立ち上げることもなく遠方(東京)から眺めるだけ、
地元役人は遠方に逃げ出すだけで何もせず、医者や看護婦さえ率先して(患者を置き去りにして)逃げ出した事実を
忘れてはならない。
平成の時代,これだけ日本人は劣化したのだ。
このような時、かつて日本では聖徳太子や清盛や信長、明治維新の志士たちが現れて世の中を作り変えてきた。
今年は(今年から)なにかが起こりそうな気がしている・・・
「平成」の時代は長くは続かない。
◎再度原発問題を問う 2011.12.25悠遊人
3月13日から私はこの欄で十数度にわたり原発問題を取り上げた。それからすでに9ケ月も経つというのに何の問題も
解決しないとは、今更ながらあきれ返るほかはない。いったいこの国の政治家や役人はこの間何をやってきたのか。
原因はどこにあって誰が責任を取らなければならないのかはっきりさせたい。
まず原発は冷却系統に問題があって、それさえなければこれほどの事故にはなっていなかった。地震は天災だが
原発は人災といわれる所以である。
まず私は原発は廃棄物の処理を除けば理論的には何も問題が無いエネルギー確保に非常に有用な方法であって、
問題はその製造物技術と制御にあると考えている。
(1)まず製造物技術的問題から言えば、これらの原発は復水器を含めあのGEが造ったものであり、復水器は最初の地震
によって壊れたのではないか、ということがまず疑われる。さらに配電盤や二次冷却系のポンプなども同様である。
これが正しければ、まさしく不良品を売りつけられたことになり、製造物責任法(PL法)の観点から技術的問題の
第一義責任はGEにあり、我々はGEに対し、数兆〜数十兆の賠償を要求する権利があるということことになる。
(2)次に制御の問題で言えば、これら不良品に関しては東電や政府、原子力安全委員会も了解していたと考えて
不思議はない。なにせ運転を始めてから40年も経つのだ。アメリカの安全基準で造った製造物が日本のような
地震国でそのまま安全であるはずがないのだ。今回問題の根源である復水器や冷却系ポンプ、配電盤など日本の国情に
あわせ、最新の日本製にしておけばよかっただけではないのか?そうだとすればそれは東電、政府、原子力安全
委員会に原発の維持管理に最大の責任があったということになる。
いずれにせよ、人災であるからには責任の所在をはっきりさせ、賠償金であれ、責任者を収監するなり明確な処理を
しなければならない。こういうときに日本の政治家や役人の制度は責任の所在を曖昧にするようできているが、
大罪人は徹底して追及し、責任をとらせなければならない野田。
なぜ日本ではスリーマイル事故後のように公聴会を開き、関係者を引きずり出さない野田?
まず菅首相、原子力安全委員会のデタラ目委員長、東電会長/社長を公開裁判にかけるべし。
それにしてもかわいそうなのは、福島県民であり日本国民である。アメリカに二度も原発を落とされ、今回は
原発の実験台にされたわけである。そして皮肉にも、今回のような大事故でも原始的にポンプで水をぶっ掛けさえ
すればなんとかなる(実際東電、政府はこの程度しかやってない)ということになってしまった。
結果これからも米国や新興国においては原発の建設ラッシュが起こることになるのである。
◎役人、この壮大なムダ 2011.12.12悠遊人
この欄で、何度も何度も繰り返し主張してきた。2年前の9月からその記述が見えるが、その主張とは
役人の数を1/3カットし、多すぎる給料も1/3カットすればその人件費は半分になる。そうおのすれば年間
10兆ものムダがカットでき、これ以外の方法でのチマチマ削っていっても間に合わないと。
最近になってやっとこの主張が、みのもんたやタケシ、また古館キャスターの番組でしばしば取り上げられる
ようになってきた。うれしい限りである。皆も声を上げてほしい。
さらに橋本新大阪市長のように、それを実践する政治家が現れてきた。彼の場合はその辺の政治屋とちがって
覚悟がちがう。これも以前この欄で指摘したことだが、やはり革新的な政治家は地方から出てくると。
思い起こしてほしい。彼が大阪の知事になって最初に断行したのは役人の多すぎる給与のカットだ。潰れかけた
会社の更生法のほとんどは、まずムダのカットであり、その中でも最大の無駄は高すぎる給料だ。
これなくして組織の再生などありえない。
役人で自身の給料に見合った仕事をしているのははたして何%いるだろうか。見合った仕事とは一般会社
では給料の2〜3倍の仕事量を言うのだが、役人のそれは1倍もあれば十分満足なようだ。勘違いも甚だしい。
みんなもっと主張してほしい。
今ではtwitterやface bookなど手段はいっぱいあるのだから、政治家や世の中に自身の考えを発信しよう。
いつまでもバカな政治家や能無し役人のいうこと聞いている必要はまったく無い。
◎続:TPP参加に関して 2011.11.09悠遊人
反対する議員の顔ぶれをみると、よほど米国と対等な交渉をする自信がないものとみえる。
それならば国会議員である必要はないだろう。さっさと地方議員に鞍替えをお薦めしたい。農業をまともに
できない農政議員は一度百姓をやってみたらどうだろう。
TPPとはもうひとつの側面として、中国包囲網という政治的性格を持っていると思う。非関税という障壁が
あれば現在の中国では入れないし、入れるほど自由化が進めばなお結構というもの。
◎TPPに関して 2011.10.26悠遊人
何を迷っているのだろう?
そもそも日本という国は資源に乏しく、そのため外国からモノを輸入し、それに付加価値をつけて輸出する
という加工貿易で今日の繁栄を築いてきた国である。自由貿易こそがわが国の生きていくうえでの生命線では
ないか。米国主導が問題というなら日本の政治家はTPPのようなシステムを米国抜きで自分で主導してみよ。
反対する農業で言えば、今までなんの自助努力をしてきたというのだ。一戸あたりの耕地面積が狭いというの
であれば10倍・百倍に集約すればいいではないか。兼業農家や休耕地に補助金をバラまくぐらいしか能がない
からこのザマだ。ほんとうに農業をやりたい者だけが農業に専念してやれるように法整備や規制緩和がなぜ
できないのだ。狭いなら海外の広い土地を買えば(借りれば)いいじゃないか。また農業でも、今まで日本が
工業でやってきたように付加価値をつけて輸出すればいいじゃないか。
日本の農業は農業それ自体が問題なのであって、TPPとは別問題だ。
このままなんの努力もしない者に補助金バラまいたって未来はない。ダメなものはダメなのだ。
一切の保護を止め、やる気のない者は追い出せ。そこから這い上がってくる者だけを助けるしかない。
さらに既得権益にしがみつく役人や政治家、医療従事者、法曹関係者など、片っ端から叩きのめせ。
と、今回は少し過激に主張してみました。
ただし一点注意すべきは農業分野でなく保険・金融の分野であって、わが国の国民貯蓄1,500兆が米国に
奪われるようなことがあってはならない。米国とは戦後一貫して日本から金をふんだくってきた国なのだ。
◎国家破綻という現実 2011.10.12悠遊人
そろそろ雲行きがあやしくなってきた。欧米でも日本の「失われた20年」化が進行している。
原因はムダの蓄積による国家財政危機だ。
ギリシャの例でわかるように、ムダの多くは多すぎる公務員への過剰な優遇で、何年も前からずっと指摘して
きたことだ。これはまさにガンのようなもので、長年にわたりムダの増殖を繰り返す「死に至る病」だ。
ギリシャをよく見ておくがいいい。これから起こる国家破綻という現実を。
やがて日本でもこうなるのだ。何が起きるか、まず
@ハイパーインフレ、これはアルゼンチンで最近起こったこと。次いで
A株の暴落、価値は2割ほどまで下がる。(ブラックマンデイ)そして
B銀行封鎖、預金が引き出せなくなり、さらには
C国債や紙幣の無効廃止、これらは国の借金(現在約1,000兆)の返済ができないため紙クズとなる。
もちろん年金や保険なども当然なくなる。
これらははじめてのことではない。日本でもすべて(敗戦後)起こったことだ。
そろそろ現実を見つめ、国家破綻に備えねばならないのは明白ではないか?
国家公務員の給与は、国家公務員である人事院が決めている。
その額は日本の大企業の平均に見合うものというもので、年収620万ほど。日本の上位3%の大企業平均は約610万。
国家公務員とは日本株式会社という超優良巨大企業の社員であって、それなりに優遇しろというわけである。
国税庁の調査では一般の日本人5,000万の正規・不正規社員の平均年収は420万といわれる。
公僕であるべき公務員の給与は、こちらに準ずべきであって、200万は過剰優遇としか思えない。
また、地方公務員も国家公務員と同じような給与体系なので、結果年間200万円×300万人=6兆円の過剰支払ムダと
さらに過剰人員100万人×620万=6.2兆円で、合計で年12.2兆のムダな給与が支払われ、国の赤字が蓄積していく
ことになる。
震災の復興財源12兆など、このムダを省くだけでたった1年で調達できるというもの。
こんなわかりきったことが是正できない国家が繁栄するはずがない。
◎野田政権に期待する 2011.09.03悠遊人
新首相の組閣や仕事の進め方をみて、期待が持てそうである。
考え方は非常に現実的で、少しは政治も安定するのではないか。
党内融和、野党対策、役人対処、個々の思想信条、年齢構成など、目的に向かって自身の考えが反映されている。
なによりも、前任者とちがいよく考えている。自分のやりたいこと、やらなければならないこと、
そのために優先順位やどうやるかを以前から深く考えていたのがよくわかる。
特に執行部、閣僚のなかには6人の40代がいる。
前原、玄葉、安住、細野、古川、蓮舫の諸氏である。
良くも悪くも、彼らが次世代を背負っていくことになるわけで、彼らの成長には特に期待したい。
また松下政経塾出身者が目立つ。当然だ。二世・三世議員ばかりでは革新しない。
やはり政治家には政治家としての専門教育機関が必要なのだ。政治とは学問ではない。
それに法学部出身が多いが、法学部は決して政治家養成学部ではない。それぞれの専門分野に加え、
政治家としての哲学、リーダー学、組織論などの教育機関が必要だ。
国内でダメなら外国で学ぶ必要があるだろう。
特に理系のわかる政治家が不足している。未来を創るのが政治家で、過去の慣例は役人に任せればいいのだ。
さらに、英語が人並みに話せない大臣なぞ、まったく存在する意味が無いと加えておこう。
もちろん政治は結果だ。これはやってみなければならない。
ただ最悪だった前任2名を下回ることはないだろう。
◎野田首相誕生 2011.08.29悠遊人
案外妥当だったのかもしれない。
彼は「注視します」ぐらいしか言わない財務省の代弁者ぐらいにしか見えていなかったが、TV討論なぞ何回
か見ると、首相になる覚悟は一番できていたし、質問に対する反応も早かった。それに案外ユーモアもある。
対して、海江田は常に質問にオドオドし、自分でなにをやりたいのか目標が定まってないのがミエミエ。
三党合意を見直すといった時点で彼は脱落したのだ。
嫌いだった小沢に魂を売って主義・主張を変えるようでは当選するはずもなかったか。
前原も前回指摘したように、着眼点はいいのだが、ツメが甘い。さらに外国人献金問題などワキの甘さを
突かれている。この男はあまりにも米国ベッタリで国益が心配だし、中国に取り込まれた?仙石から離れる
勇気があるかどうか。
さて問題は人事である。野田は小沢一派をどう遇するか、まさか菅のようなバカな真似はしないだろうが、
それにしても小沢の力は堕ちたものである。海江田を選ぶとは。
小沢を党員資格停止にし、今回立候補できなくした時点で勝負は決まっていたのだろう。
まず野田で公務員改革などムダの削減が進むかどうか、できなければ結果増税だけが見えてくる・・・
◎次期首相は? 2011.08.23悠遊人
本命前原、対抗は相変わらず小沢一郎(グループ)である。ただし今回小沢の神輿がいない。本人は
党員資格停止で立てない。
一方現執行部は野田では勝てないとなると前原が立つしかない。野田で負ければあとは小沢の操り人形が
首相になるだけだから。これには前原の後見人である仙石は許せないだろう。
小沢一郎がどうしてこういつまでもキングメーカーでいられるのかといえば、それは田中角栄の手法を
学んでいるからだ。つまり人事と金を押さえること。それには党幹事長が一番いい。
以前指摘したように小沢の時代を終わらせるには、一度小沢を首相にしてしまえばいいのだ。
本当に力があればそれに越したことはないし、それでも4年、ダメならとっくに引退している。
結果論にもなるが前回はチャンスだったのだ。少なくとも小沢は鳩山や菅のようなオソマツな素人政治はやら
なかったはずだ。
今回は菅を除いた現執行部前原、仙石と小沢一郎の戦いだ。
果たして前原を押すアメリカと前原を望まない中国はどう動くか
さらに前原は小泉のように言動がわかりやすいから人気があるのだろうが、メール問題で代表辞任とか、
八ツ場やJAL問題、尖閣問題でもすべて中途半端で終わってしまったことを忘れてはならない。最後まで完遂
する能力には疑問アリだが、どちらがトップになるにしても以後の成果はすべて人事で決まる。
国益を第一に考えた人事ができるかどうかだ。
☆写真を撮るということには 2011.08.11悠遊人
運慶は東大寺南大門金剛力士立像など数々の優れた仏像彫刻で知られるが、彼はどうしてそのようにすごい
作品を次から次へ生み出せるのか、という問いにこう答えたそうである。
「私は木を彫っているのではない、木の中に埋まっている像を掘り出しているのだよ」と。
彫刻も絵も音楽もすべからく芸術の真髄とはすべてこの言葉に尽きる、と思っている。
同様に写真の世界も同じだ。写真の映像は撮り手の記憶にすでに埋まっており、現実にその映像とシンクロ
したときにシャッターが押される。現実に起きる映像はすべて頭に埋まっているものなのだ。
未来とてさらに遠い未来からみれば過去のこと。今まで見たきたこと、起きてきたこと、これから起きる
ことも遠い未来から見ればすべて過去のことである。デジャブとはその記憶が一時的に現れること。
かつてシルクロードを歩いていたとき、なんども過去の記憶にであったものだ。
「あれ?ここは以前歩いたことがあったな」と。
いい写真とは決して計算して撮っているのではないし、撮れるものでもない。
小手先でコチャコチャ弄るものでもない。
ただ過去の記憶にシンクロさせるテクニックは要る。強い精神の集中は特に欠かせない。
撮るものを見るのではなく、撮られるものから自己を見つめるのだ。
皆さんは写真にどこか過去の郷愁を感じてはいませんか?
◎脱原発ということ 2011.08.06悠遊人
まず原発を核爆弾と混同してはならない。
原理は同じでも目的が違う。核爆弾には反対だが、私のような科学を専攻してきたものには科学の後退が
あってはならないと思う。せっかく奇跡のようなエネルギーを手に入れたのだ。問題は技術にあるのではなく
その運用にある。飛行機も大変な発明だと思うが、今までに何度の大事故を起こしたことだろう。宇宙への
ロケットでも同じこと。ただそれでも人類は屈せず改良に改良を重ね今日に至っている。何度も言うが、今回
の原発の事故は原発の技術的問題ではなく運用の問題なのだ。つまり政治や会社の運営、あるいは担当者の意識の
レベルの問題なのだ。
脱原発を言うのは簡単だが、そういったものに限って自宅の空調の効いた涼しい部屋で、冷えたビールを
飲みながら声高に主張するのは納得しがたい。
現在の日本の繁栄は原発に相当分を依存したことを忘れてはならない。
私を含めほとんどすべての日本人は、原発のおかげで今日の便利さを享受してきたのは事実だろう。
特に東北の犠牲のおかげで東京人は電気を十二分に使ってきたわけだ。
これはちょうど沖縄がアメリカの犠牲になっているおかげで、本土の安全が保たれているのと同じ構造だ。
電気冷蔵庫も電気洗濯機も使わない、日本の会社が海外に逃げ、給料は半分に減り、消費税が20-30%になっても
いいというなら心情的には理解はしましょう。しかしそういうあなたはほんとうに電気なしで生きていけますか?
菅直人の言葉にはなんの信頼性も無い。経済オンチだけでなく政治センスの無さをさらけだしてしまった総理が、
思いつきで昔の理想をブっても誰も納得しないでしょう。
彼は今の地位にしがみついているだけの自分自身の醜い顔が見えないのでしょうか。
かつての市民運動家がなんという変わりようでしょう。
しかしなぜ北朝鮮関係者への献金疑惑など、無能だけではすまされない疑惑まで持ち上がっているこんな総理を
まわりはなぜ辞めさせられないのか、この政権には仙石、枝野をはじめ極左上がりが多いことは忘れてはならない。
しかしこんな無能で危険な男が日本の総理とは! これこそ奇跡であって原発事故の確率よりはるかに低いもの
だが、その迷惑・危険度は原発事故よりはるかに大きい。
×菅総理へ、最後通告 2011.07.03悠遊人
この顔を見るとまずカエルの面を思い出す。カエルの面に***というやつだ。
図図しい、ズルい、信念なし、ビジョンなし、醜い品性、責任感なし、リーダーシップなし、経済オンチ、
国立大卒最大のバカ、いいところはなんにもなし。もっともこのこと自体本人はずうっと以前からわかって
いること。もうこれ以上なにもいうことなし。
なんせカエルだから。しかもバカがつく。
おそらく毎夜毎夜カエル夫人のお告げを仰いで政治を行っているのであろう。
残りの人生どの面下げて生きていくのであろうか、
この低レベル放射性廃棄物は。
・菅ガエル頭まるめて考えろ
★原発というもの 2011.06.03悠遊人
今回の災害は直接的には地震・津波が原因なのだが、原子力発電方式に問題があったわけではない。
それはただ非常時に冷却装置を動かす電源とポンプが動かせなくなったという非常に初歩的な、それこそが
「想定外」というべき原因だった。したがってこれはまちがいなく人災である。
わかりやすく言えば、我が家の水道が停電かポンプの故障で水が出なくなったというレベルの問題なのだ。
別の言い方をすれば、火事に備えて用意した消火器が故障して使えなかったレストランといえばいいか。
第一の責任は東京電力と国にある。また100%安全なんてありえないなかで、莫大な交付金をもらいつづけた
地方自治体にもあるだろう。
問題はこれからのエネルギー供給をどうするかということだ。
太陽熱や風力、地熱など再生エネルギーの活用もいいだろう。またメタンハイドレートなどの開発も考えられる。
しかしどう見積もったってすぐには足りないし、化石燃料自体有限のものだ。
さらに今回の事故ではっきりわかったことは、もはや現代社会は電気が止まればどうにもならにということだ。
わが国が得意とする製造業なども電気がこなくては何もつくれないのだ。
コストを考えれば、米国やBRICSなど新興国はやはり原子力発電を進めてくるだろう。今回は安全性の管理に
問題があったが、はり原子力発電は有力なエネルギー手段なのである。つまりこのまま原発が停止していく
と、日本は諸外国にコスト面で完全に遅れをとるばかり。
企業は海外に逃げ、経済はガタガタ、日本はただの国となり、今までのような生活はもう望むべくも無い。
そもそも原発は温暖化の対策としてもっとも有力だったはずではないのか。
もちろん原発に問題がないわけではない。
それは、放射性廃棄物の最終処理をどうするか、そしてテロやその他の災害対策が不十分なことがあげられる。
せっかく人智の結晶である原子力発電を制御できないはずはないと思うのだが・・・
東電は毎年数千億もの経常利益をあげていたのだから、そのごく一部を安全対策にまわせばよかったのだ。
問題はだれきった企業と国にある。それは震災以後の対応をみれば一目瞭然だ。
今回の災害を生かし、日本はさらに原子力発電の安全レベルを上げ、世界のエネルギー問題に貢献すべきである。
日本以外にこれができる国はないし、それができなければ地球が滅びる。
◎地球 2011.05.15悠遊人
美しきもの
それは海岸線
美しきもの
それは国境線
美しきもの
それは川の流れ
美しきもの
それは山脈
美しきもの
それはこの地球
地球にはいくつもの国があって
大きいのも、小さいのもたくさんあって
狭くなった地球にひしめきあっている
そして人の造った国境線だけ、いつもどこかで揉めている
★東北地方太平洋沖地震(10):震災復興財源 2011.04.20悠遊人
またぞろ能無し菅政権がなにもできないことをいいことに、財務省の小役人どもの悪知恵が頭をもたげて
きている。震災復興財源に3年間消費税を3%あげてはどうか、と。これで2.5兆×3年=7.5兆円を賄うのだと。
だまされてはいけない。本来は公務員給料25兆をマニフェストどおり2割削減すれば1年で5兆円になる
(3年で15兆)のだからまずそれを実行すべきなのだ。ところが財務省の役人どもはテメエの給料はビタ一文削る
気なぞ毛頭なく、消費税UPで国民全員が負担すべきだとのたまう。公務員族とはホンに困った利益団体だ。
この欄2月7日の主張に真剣に耳を傾けてもらいたい。もう何年も前から繰り返してきたことだ。
この国の諸悪の根源が公務員の多すぎる給料(一人平均年収970万円)なのだ。
あのギリシャを始め、ヨーロッパのいくつかの国は役人が税金を食いつぶした結果破綻しかけている。
なぜみんなの党/渡辺嘉美はこのことをもっと主張しないのだ。
「政権は俺にまかせろ、公務員改革に失敗すれば切腹する」と。
この国の不幸は、それだけの覚悟を持ったリーダーがいないことに尽きる!
★東北地方太平洋沖地震(9):「いつものように生きていく」 2011.04.14悠遊人
先日、房総を廻ってきた。週末というのに旅館の客は私ひとりだった。
今回の地震でやられたのは東北だけではない。茨城も千葉も被害を受けた。千葉沖で地震があれば
ここらあたりの海岸線は全滅だろう。防潮堤なぞ無いに等しいのだ。
はたして静岡や西伊豆はどうだろうか?
いまは皆が応援し、東北の物産を買っているようだ。これから交通インフラが復旧すれば、東北の温泉地も
活気が戻ってくるだろう。1ケ月経ってようやく流れが変わった。義援金も多い。
ただ、これらの援助と経済的に貧しい国を旅行するのと何が違うのか?
旅行ヤ「悠遊人」には同じことであって、今できることは「いつものように」旅することと節電型冷蔵庫
への買い替えぐらいだ。あとはいつものように生きていく、ただそれだけだ。
次はボルネオ、マラッカを目指す。
★東北地方太平洋沖地震(8):「いつものように」 2011.04.05悠遊人
−もはや自粛は「罪」だ!−
今回の地震では、当社も北海道を中心にスキー客約150名のキャンセルが出た。
特に子供を中心に扱うため、親が心配するのはわからないわけではない。それでも先日ニセコから帰京した
グループから連絡をいただきましたが、行ってほんとうによかった、ということでした。
理由は、@AIRもホテルもゲレンデも空いていること、Aホテルからはキャンセルが多い中、よく来てくれた
と大いに感謝されたこと、そして一番の理由はB家で毎日悲惨なTVを見て落ち込んでいるより、俺たち
も少しは地域経済にに貢献してるんだ、と感じられたこと、ということでした。
得てして、変に気遣うより「いつものように」過ごすのが一番いい。
かつて9.11でNYがテロに遭ったとき、当時の市長ジュリアーニは毎日市民に、いつものようにやってくれ、
と説いたそうだ。それがいち早い復興につながった。過度な自粛は経済復興に一番悪い。
世界に対してもそれが強力なメッセージになる。日本人は大災害の中でもびくともしない、と
時間があるなら、義援金より東北に出かけたいし、水を買い占めるより福島・茨城の野菜を買いたい。
同じ金を使うなら、そのほうが復興にはずっと役立つ。
個人としては石川遼選手に注目だ。19才の彼は今年1年分の賞金全額を寄付すると言ってのけた。
誰かが必ず成功するように、誰かはかならず被災する。誰になるかは神のいたずらとしかいいようがない
が、成功とは決して個人の能力や努力で為せるものではない。
成功した者にはそれなりの役割が与えられ、石川選手は単にそれを実行しただけのことなのだ。
★東北地方太平洋沖地震(7):援助と自粛考
2011.04.03悠遊人
今回の災害に対し、各方面からいろんな援助をいただいている。大いに感謝したい。
100を超える国々、新潟や埼玉、群馬、東京など避難者を受け入れる地方自治体、スポーツ等各種団体、
そして多くの個人。またこれから続々と現地入りするであろうボランティアの方々。パフォーマンスも
あろうが、何もやらないよりずっといい。特にいち早く空母を持ち込んで、海から大規模な支援をした
アメリカはさすがである。現在も遺体捜索や原発対策と内容、タイミングとも時宜を得た内容で、日本の
援助の仕方も以後大いに参考にしたいもの。
気にかかることは過度の「自粛」だ。過去にも日本という国は、大事件があると必ず行き過ぎた自粛に
走ってきた。「いつものように」これがキーワードで花見や旅行、ショッピング、宴会などむしろ大いに
やるべきだ。周りが落ち込んでいては、東北の人は喜ばない。
今年は大いに東北を旅行し、東北のものを買ってほしい。
東北の温泉は火山系硫黄泉など独特の風情だし、福島のヒガン系桜はソメイヨシノなどとは一味ちがう。
夏の四大祭りもぜひ見てほしい。また秋の紅葉はまちがいなく東北が日本一だ。十和田から八幡平、
栗駒、蔵王、安達太良、裏磐梯までの鮮やかな「赤」の発色は他では見られない。
買占めも異常だ。中国人が塩を一人何百キロも買占めヒンシュクを買っているが、そのレベルと大した
ちがいがないではないか。特に水など「いつものように」暮らしていける準備をしておけばいいだけの話だ。
ただ情報伝達の手段は、停電や携帯電話が繋がらないことを前提に、今回しっかり学んで次に備えなければ
ならない。
★東北地方太平洋沖地震(6):放射能汚染水処理
2011.03.30悠遊人
筆者はかつて「放射性廃棄物の地下圧入処理」を研究した者ですが、当時米オークリッジ国立研究所ORNL
(かつてマンハッタン計画で原爆を研究・製造した)では、ヨウ素、セシウム、プルトニウムなどはまずゼオライト等の
粘土鉱物に吸着させ、それをセメントスラリーにして地下深度の頁岩層に圧入するという処理法がありました。
ただし日本では安定した頁岩層はあまりないのでこの方法は採れませんが、放射性物質をまず粘土鉱物に吸着
させてドラムカンにセメント密閉し、最終的にそれを青森県六ヶ所村にある地下貯蔵施設に保管するというの
が現実的な方法だと考えられます。
使用済み燃料を保管するプールは密閉構造になっているのでしょうか。あれだけ大量の放水をしたのです
から、放射能汚染水が溢れるのはあたりまえで、敷地に溜まってないとすればすべて海に流れ込んだという
ことになります。
心配なのは東電などの下請け、孫請けの会社の現場要員でしょう。聞けばシャワーも浴びられず、満足な
食事も取れないとか。いつもいじめられるのはこういう人々ですが、最大の責任は東電とこの不完全な施設
を認可した役所(経済産業省、原子力安全保安院)にあるべきはずでしょう。
★東北地方太平洋沖地震(5):放射能汚染考 2011.03.25悠遊人
現時点で、これは過度に心配する必要はない。
放射線量を表すシーベルト、しかもそれがミリとマイクロ単位で表示され、さらには放射性物質の量を表す
ベクレルとかがゴッチャになって、いよいよわかりずらくなっている。
ただ、これは琵琶湖にバケツ1杯の塩を放り込んでも塩辛くならないと同じで、あくまで程度の問題だ。
完全ゼロの世界などあるはずがない。1億倍に薄めても濃度は1億分の1になるだけで完全ゼロにはならないのだ。
我々はそういう世界に生きている。部屋の片隅にチリひとつ見つけてヒステリーを起こす必要はない。
批判を覚悟で言えば、幼児を除き、子づくりの終わった世代はこんなことでアタフタしてはいけない。
TV・新聞や政府役人のいうことをまともに聞くより、日ごろから自身の判断力を養うべきだ。
これからの問題
@原発問題がいつ収束するか
A災害復興をどうするか。町全体の崩壊、長期避難生活、財源
B野菜など農業被害、次に起こる漁業への放射能汚染、風評問題
C停電問題 電気が来ないといかに身動きがとれないか
D各種部品製造の海外移転や原子力プラント輸出停止など経済停滞問題
まともなリーダーは出ないのか?
★東北地方太平洋沖地震(4):津波考 2011.03.21悠遊人
今回の被害の原因の主体だった「津波」に対して私見を述べる。
どうも政治家、学者連中は、想定外ということで問題を片付けようとしているが大きな間違いである。
今回の津波を「波動」としてしか捉えてないところが問題だ。
「波動」だから上下動の波形だけが伝播して来るのだと。チリ地震の際はチリ沖の海水が遠く日本まで
やってくるはずもなく上下動の「波動」だけが伝播してきたのだと。それはその通り、間違いではない。
ただ今回のは違う。波だけではなく水自体が押し寄せたのだ。しかも南北500km×東西200kmという地盤上
の海水が震源側(東)が約4m持ち上げられたことで、一気に東部日本の海岸に押し寄せたと解釈しなければ
ならない。ちょうど陸地で雪崩が押し寄せるように、あるいは土石流が家屋をなぎ倒すように。
だから押し寄せた波は、海底の泥を巻き込み、堤防を越えた段階ですでにあれだけ黒かったのだ。
お盆上の水が、お盆を傾けるとどうなるかを想像すればいい。「波」だけであれだけの水量になるはずが
ないし、当然薄っぺらな堤防などで防ぎきれるものでもない。
★東北地方太平洋沖地震(3) 2011.03.20悠遊人
問題をすこし整理しよう。
1.地震対策と原発(放射能)対策がゴッチャになっている。
まず政府、地方自治体、東京電力が集まって現地に総合対策本部を立ち上げるべきではないのか。
心配するな、というなら首相なり政府の担当閣僚がなぜ地元に行って発信しないのだ。
仙石副長官よ、まずあなたが行けばいいと思う。
さらに尖閣のときもそうだったが、民主党はなぜ小沢一郎を使わないのだ。
2.特に放射能対策が遅いしまずい。これは放射能に対する無知および情報の不正確さが原因である。
3/20朝時点で原発の20km以遠にそれほどの危険があるとは思えない。
それより80、90歳の年寄りを病院や養護施設から引っ張りまわすことのほうが問題だ。まず燃料、水、
食料をしっかり補給することが重要で、問題にすべきは彼らをほっといて一番先に逃げ出した医者、看護婦
役人だろう。実際にこれが原因で死亡者がでているのだ。
3.情報不足という観点で言えば、TVメディアはなぜどこの局も同じ内容ばかりを繰り返し流し続けるのだろう。
テロップでもいい、なぜ英語や中国語、韓国語で流す放送局がないのだ。箱根や日光へ行けば観光バスでも
流している言葉だ。だから外国人は必要も無く日本から脱出していく。
4.現場の職員や自衛隊、消防隊はがんばっている。まだ絶滅危惧種サムライは健在だ。
★東北地方太平洋沖地震(2) 2011.03.17悠遊人
地震から6日経った。でも何も進んでない。そして原発問題だ。
いまや日本在住の中国人、韓国人でさえ日本脱出のため,航空券も取れない状況だ。
いつから日本はこんなに情けない国になってしまったのだろう。
まず、東京電力のだらしなさは何だ。だれかが犠牲となってまず現状把握に原発の建屋に乗り込むべきでは
ないのか。現場の者や下請け業者だけがんばっているが、いまこそ上の者が手本を示す時だろう。
60歳を過ぎたら死に場所を考えるのが武士モノノフというもの。
そもそも電力を供給すべき電力会社が、停電で身動きも取れない(冷却装置も動かせない)とは笑止千番。
それと政府の対応のマズさはなんだ。政府の説明や保安院?とかわけのわからない役人がわかったような
言い訳を聞いていると腹が立ってくる。いったいだれが全体の責任者なのだ。
菅首相は尖閣のときもそうだったが、いつも責任の所在を曖昧にし、能力もないのに自分たちだけの仲良し
グループで物事を処理しようとする。
相当の援助物資が現場まで届かないという。これでは助かるものも助からん。
地方の役人は何をやっているのだ。こんな時、先頭きって問題処理や整理に当たらなければならないのは
あなたがたではなくて誰だと言うのだ。
陸路(道路、鉄道)がダメなのだから海上輸送を考えたらどうなのか。大型輸送船を沖合いに配置し、ヘリで
物資をピストン輸送すれば効率的ではないか。その点空母を向かわせた米国の援助はさすがだ。
大量の漁船の応援も考えられる。他地域の漁協は何をしている?
日本の最近のだらしなさは政治家、役人、半役人(かつての国鉄、JAL、電力会社etc.)の無責任・無能さ
に尽きる。現地に行ったこともない、行くつもりもない閣僚が防災服を着ているのも気に入らない。
襟まで立てて記者会見している某長官は役者にでもなったつもりか。
役にたっているのは自衛隊、消防隊とボランティアだけではないか。
※3/16未明、前回(3/13)指摘した富士山南方で地震があったが、東海地震とは規模も性質もちがうようだ。
今回の大地震に誘発され、北米プレート内各地でM6クラスの地震が起きるのはやむをえない。
あくまでも憂慮するのはプレート型かつ直下型のM8クラスの大地震で、その場所の象徴は富士山であり、
震源は富士山南方、駿河湾から相模灘にかけてである。
★東北地方太平洋沖地震(1) 2011.03.13悠遊人
予想外の大地震、大災害となった。まるで「日本沈没」そのものだ。
プレート型の地震としては、東海よりむしろ東北地方の方が太平洋側からもろに圧力を受けるので規模は大きく
なるはず。それにしてもM9.0とは!(M値1の違いは√1000=約32倍のちがい)
さらにM7クラスの余震が3回、岩手/宮城/福島の海岸線は壊滅した。恐らく数万の犠牲が出ることになるだろう。
東京も大きく揺れた。
長くそして大きな初期微動から、遠くで大地震が起こったことがわかる。
本震が約2分間続いたということは、4km/sの破砕速度から今回の破砕帯は約500kmもあるということになる。
これだけ揺れれば、余震も続く。しかしこれは溜まったエネルギーの解放でもあるので耐えるしかない。
1%の開放でもM7クラス10回、M6クラスなら300回の余震が続くと言うことになる。
心配なのは近場の余震だ。規模は小さくても震度は大きくなる。
さらに他地域への伝播も怖い。北米プレートの南、西側は動くのか・・・(新潟ではM6.7が)
しかし冷静に考えれば、東北のプレート型地震はいかに大規模でも、震源(プレートの境界)はそこそこ遠く
なるので、(耐震化も進んだ今)揺れによる破壊はそれほど大きくないはず。
今回の被害のほとんどは津波によるものだ。津波の対策がうかつだった。
いかに耐震構造を頑丈にしても、予想を超える津波にはなんの立にもたなかった。
直下型はごく狭い地域がやられるが、怖いのはプレート型と直下型の複合する場合だ。
それは日本を囲む4枚のプレートの結合部分だろう。
そのひとつが駿河湾を中心とする静岡から相模湾あたりではないか。(いわゆる東海地震に近い)
北米、ユーラシア、フィリピンプレート3枚の境界が国土の下に潜っている。その場所の象徴が富士山だ。
それはまた日本最大の構造線フォッサマグナと中央構造線にも近い。
ただ忘れないでもらいたい。今回地表が動いたのは高低差で4m前後と見られるが、いままで地球という
生き物は、エベレストを海底から8000m持ち上げ、日本アルプスを3000mも押し上げてきているのだ。
いつでも地球は動いているし、いつでも地震は起きている。
問題は明日はどこで起こるかということだ。
◎菅政権崩壊秒読み 2011.02.19悠遊人
予算が通らない。予算関連法案が通らない。
結構、結構。大いに結構。これだと必要な50兆の赤字国債も発行できなくなるらしい。
ということは税収の40兆ほどでやってかなければならないということになる。
ということは政治家や役人の給料は払えなくなるわけだ。
もちろん年金も遅れ、ゴミ収集車さえ来なくなるわけで世の中大混乱である。
これぐらいのことが起こらないと世の中のムダのはなくならない。
じつは中東の混乱は中東だけでなく、日本でも、米国でも世界中でいろんな形で大崩壊が始まっている。
やがて1年後に皆がこれに気づくことになる。
★この壮大なムダ、政治家・役人にクーデターを起こせ! 2011.02.07悠遊人
何度でも言うぞ。この国は国家公務員56万人で5兆円、地方公務員247万人で24兆円もの税金が
使われている。(日経2月7日の5面から)つまり役人300万人で29兆円(1人平均年収970万円)を使う。
わが国の税収がたった40兆しかないのになんとその75%(4分の3)が役人に食い尽くされているのだ。
これでは国が成り立つわけがない。(これに公益法人など準公務員を加えると29→35兆円ともいう)
政府は他に何もやらんでいいから、これだけ何とかしろ、と言いたい。これと比べればすべて瑣末な
ことですべて無視してもいい。事業仕分けだ、子供手当てだ、農業保障だ、高速道路無償化だ、などと
だまされてはならない。
●役人を3割減らし、給料を3割減らせば(0.7×0.7=0.49)15兆円のムダが省ける。
役人の数を5割減らして、給料半分(それでも年収500万)なら(0.5×0.5=0.25) 22兆のムダが省ける。
諸費税を1%あげれば2兆円の増税となるので、これは15〜22%の消費税UPに相当する。
あなたは役人のムダを省きますか?それとも消費税の7〜11%UPを受け入れますか?ドッチや?
なぜ、我々は能無しの小役人どもに1000万もの給料を払う必要があるのか? ザケンナ!
それ以外の対策などすべて役人の目くらましなのだ。今消費税などとんでもない。
その前に役人のクビを切れ。そう、ずっと我々は役人にごまかされてきたのだ。
みんなそろそろ目を覚まして、真実を周りに伝えてほしい。
そして役人・政治家にNOを突きつけろ、クーデターを起こせ!
○2011年を迎えて(2) 2011.01.10悠遊人
まず今年優先してやるべきことをはっきりさせておこう。
1.財政改革:公務員の数1/3減と給与1/3減で結果人件費半減させること。10兆円のムダが省ける。
事業仕分けなどでチマチマ削っても何の効果も無い。
2.成長戦略:TPPに参加すること、ETFやEPAなど個別にノロノロやってる余裕は無い。
3.外交:経済力に見合った政治力が必要。そのためには経済力に見合った軍事力が必要。
まず原潜の建造と配備を進めるべきと考える。
○2011年を迎えて 2011.01.04悠遊人
今年は変わる年である。変わらなければならない。
政治は政治家や役人のものではない。主権者であるわれわれ国民の手に戻さなければならない。
民主主義とは主権在民だろう。ならば我々の意思が反映しない政権などあってはならない。
経済も変わる。そろそろ日本の逆襲が始まらなければならない。
思えば2010年、いいことは何もなかった。
このままズルズルやられっぱなしでいいわけがない。
いいものはいい、と評価される時代になれば 「made in japan」が評価されないはずがない。
もっとJAPANのすごさ・強さを自覚し、攻めに転じるべきだろう。
○最近のTV事情 -海老蔵問題- 2010.12.13遊悠人
ここ2週間というもの、TVは海老蔵一色である。民主党仮免政権の外交・防衛問題はどうなったの?
肝心の経済浮揚をどうするの? 公務員2割削減どうしてくれるの?
芸能週刊誌じゃあるめーし、大テレビがそろって数百時間も放映する内容なの?
たかが酔っ払ったボンボンとチンピラの小競り合いじゃないの。
これではせっかくの「海老蔵」が泣いとるわい。
・全テレビ海老一匹に占拠され
◎沖縄尖閣問題(4) 2010.11・7遊悠人
ビデオ流失について:結果的に中国政府に対しては大いに打撃を与えたといえよう。反して同盟国に
対しては日本政府の情報漏えいの脆さをさらけ出したということになる。
さすが役人も無能な政府に対してキレたか。
しかし対中国に対しこの方法は有効だ。政府がビデオを公開したのではない、怒った一般国民が義憤に
かられやったのだと。なんのことはない、これは結果的にいつも中国政府のやってるやりかたなのだ。
反日ストは政府がやっているのではない、怒った国民が勝手にやってることだ、と
ビデオは一部だけ漏洩したのも正解だった。この船員らは海に落ちた海保隊員を銛で突くようなことまで
やったらしい。これらまでも公開されれば中国がまったくの違法国家であり、その異質性・凶暴性が世界中に
さらけ出すことになるからだ。これで日本は対中国で非常に有効なカードを持つことになる。
日本政府の対応はいまだAPECで胡錦濤との会談ができないと困るとか、フジタの社員が拘束されていたとか、
レアアースが入らないとか筋違いもはなはだしいが、なぜ日本の正義を通さないのだ。
それが一番中国政府を畏れさせることになるのに。
日本人よ。中国政府に対してもっと怒れ!感情を出して怒れ!正義を主張せよ。
しかし政権交代は当然と思うが、われわれのトップは菅でほんとうによかったのだろうか?
◎沖縄尖閣問題(3) 2010.10/22遊悠人
さらに提案する。
中国人に対しては、ひとつ殴られたら二つ殴り返さないといけない。弱みを見せてはならないのだ。
目には目を、歯には歯を、地で行けばいい。口は達者だが、実は殴り合いには弱い。だからこれほど
毛沢東は人口をふやしたのだ。いまやまさに図体は中生代の恐竜そのものだ。
この国の弱点は共産党独裁政権の構造そのものにある。いまどきこの政治スタイルは北朝鮮と2国ぐらいだ。
そう、中国とはまさに金ファミリーが支配するか、党が支配するかの違いだけで北朝鮮となんら変わり
ない独裁政権国家なのだ。やがては北朝鮮同様崩壊していく運命にある。
だから共産党独裁政権に対する戦略としては、この一点を突けばいい。
貧富の格差、不平等、環境問題、人権問題など人民の不満はいくらでもある。
この政権、内から攻めれば相当脆い。
また、GDP2位などと浮かれているが、経済も弱いはず。それは政治優先で、経済は政治の手段として
使われるだけだからだ。各国が資本をいっせいに引き上げればどうなるか。
経済の伸びが止まれば、内部から崩壊する。
中国が新しく民主国家に変わったうえで、再投資すればいいだけのことである。
日本としてはまずできることから始めよう。
(1)上海協力機構に対し、アジア協力機構(仮称ACO)を築き、インドから日本まで中国包囲網を創る。
これに必要なら米国を協力させる。横暴な独裁政権には協力して対抗しよう。
(2)中国に対する投資を控え、その分はACOにまわす。レアアースはベトナムやモンゴルで開発。
繊維関連はインド、バングラに持っていく。
(3)日本政府は尖閣列島に領土問題は存在しないと言うのであれば、実効支配を進めるべきだろう。
まず尖閣に軍事ヘリポート、港を造り、自衛隊を常駐させるべし。
(4)この地域に果たして石油やガスが本当にあるのか、まず国費をもって探査、試掘すべきである。
あるいはこの地域に紛争を持ち込むための第三国の陰謀かもしれない。
中東に匹敵するほどの超大な油田・ガス田なんぞあるとは思えないが。
◎検察審査会ってナニ? 2010.10/6遊悠人
当欄で指摘したとおり<2009.3.29 この検察という組織は正義の味方のような顔をみせながら、
実は相当恐ろしい組織である。決して司法に属するわけではない単なる行政の一機関が、国策捜査
として勝手なストーリイをデッチあげ、立法府の一員である国会議員を陥れることなど朝飯前に
やってのける。繰り返すが、単なる行政の一機関が立法・司法に介入し、まさに国政を左右しよう
としている> とんでもない検察の実態が明らかになった。
小沢の強制起訴に関して、今度は検察審査会というまたわけのわからない素人集団が国政をゆがめ
ようとしている。このメンバーが国民の要請において公正に選ばれたメンバーならともかく、司法の顔
をした単なる小役人の悪意をもった選定であればわが国の法治とはどういうことになってしまうのか?
現に平均年齢が30才とは有権者の平均年齢とはまるっきりかけ離れているではないか。これらマスコミ
や反小沢に洗脳された素人集団に公正な判断なぞできるのだろうか。
ネットの無記名投票じゃあるまいし、まずこれらメンバーの所属・姓名をはっきり公表すべきだろう。
「政治とカネ」に対していえば、政権が交代することで大幅な改革ができたわけで、最大の功労者は
あの小沢一郎である。カネに汚い政治家はいくらでもいる。マスコミや一部の政治家に先導され、小沢
1人を悪者にしても問題は解決しない。
それは尖閣問題で大失態を演じた現政権の無能さをみれば明らかであろう。反小沢などといってる
場合か? 少なくとも小沢ならこのようなおろかな外交はやらないだろう。
どうも顔つきやイメージだけで人を評価してしまうという風潮が恐ろしい。
この検察審査会は非常に危険な存在になることを危惧する。
◎沖縄尖閣問題(2) 2010.10/1遊悠人
まず政府に提案する。
(1)温首相が無条件で船長を返せ、というのはメンツの国にとって最後通告と理解すべし。
だから日本でも首相自らが領土の件では一歩も引かない、とメンツをかけて宣言すべきなのだ。
(2)ビデオテープは交渉のカードとして使うべきで、ここで引かなければいつでも公開すると断言する
だけでいい。やたらOPENにすればいいというものじゃないが、カードは持ち腐れでは意味がない。
(3)次回領海侵犯があれば前もって逮捕拘留すると宣言すべし。
さらに
(4)先島諸島に自衛隊基地を造るべし。与那国島か石垣島がいいと思うが、これはあくまで日本の
防衛基地であって米国の基地ではない。普天間も米国の基地としてではなく、日本の基地として
造るのであれば理解が得られるのではないか。日本の基地とはすべからく日本のコントロール下に
あるということ。米国が使いたければ日本の指示に従ってもらえばいいのだ。
(5)中国に対してODAの無償援助は止めたと思うが、世界銀行、アジア開発銀行(これらは最も日本が
出資している)の融資は引き上げること。これら十兆円にも達するわれらの税金は単に中国の軍拡
に使われているだけではないか。
(6)中国国民はともかく、今後一切共産党独裁政権には遠慮するな。
◎沖縄尖閣問題(1) 2010.9/29遊悠人
実に腹立たしいかぎりである。
まず今の閣僚に中国の考え方、やり方がわかる者がいないし、パイプもない。
そもそも国家戦略室なるものが長期的観点で外交や防衛の方針を立てなければならなかったのだ。
米国からは毎年数十兆もの金を貢がされ続けてきて、今度は中国に領土を乗っ取られようとしている。
田中角栄が米国からの自立を企て、日中国交を成し遂げ、せっかく小沢が評判の悪い中国訪問や
天皇謁見までやってパイプをつないできたというのに菅、仙石、前原はいったい中国の何を理解して
いるというのだ。結局またアメリカに泣きついて、普天間も解決せず、大量の米国債を買わされるのが
関の山だろう。
日中がこじれて喜ぶのはアメリカだけだ。あるいはアメリカのシナリオに乗って踊らされてるだけ
かも知れぬ。困ったら助けてやると。だから普天間に米軍基地を造れ、もっと金を出せと。
中国に対しては、対中国では勝てない。対共産党独裁政権という考え方で最終的には中国人民の、中国
人民による、中国人民のための民主化された政権を中国人自身で創ってもらわなければならない。
もっと腹をくくれよ。喧嘩するときは喧嘩しなくちゃならないのだ。領土問題では一歩でも引いたら
押し込まれるだけだ。
昔、ソ連の周りの国はみないじめられていたが、日露戦争で東洋の小さな国があのソ連に勝ったと
大いに尊敬されたものだ。今の中国の周りの国は、旧ソ連と同じでみな嫌っている。また共産党独裁政権
も中国人自身から大いに嫌われているのが見えないか?
日本が折れなければ、中国人の不満は共産党政権に向かうのだ。やがて民主政権ができればそのとき
中国は旧ソ連と同じく分裂していくことになるだろう。
◎地検特捜部の実態が見えた! 2010.9/22遊悠人
厚労省の村木局長を誤認逮捕した前田恒彦主任検察官の証拠品改ざんが明らかになった。これは大変
な問題である。小沢一郎の第一秘書問題を担当したのもこの男である。この欄1/18にも指摘したことだが、
検察は自分なりのストーリーをでっち上げ、それに合わせ、証拠品の改ざんなど日常のことらしい。
一介の役人の分際で思い上がりもはなはだしいが、役人とはこういった人種と思ったほうがいいだろう。
問題はこの類の役人が跋扈し、特に検察などは現実に国政までネジ曲げているという事実だ。
明日には、あなたや私があらぬ証拠をデッチあげられ、勝手に調書を捏造され、収監されるかもしれない
のだ。いままでどれだけの多くの捏造があったかと思うとゾッとする。
おー怖! 秘密警察=地検特捜部!
◎次期首相には?(4) 2010.9/15遊悠人
そもそも何のための政権交代かといえば、今までの中央集権型官僚政治の自民党では、今の閉塞状況
から抜け出せないという明確な理由があったのではないか。
だからこそ地方分権、官僚政治の打破をマニフェストで謳った民主党に我々は政権を委ねた。ところが
能無し政権の下でなんら問題の解決が進まないし、やろうともしない。
なんか日本国民であることが情けなくなってきた。
まず政治家がだらしない。選挙優先で政策を主張しない。よくも小沢か反小沢かだけでこの20年無為
な時間を費やしてきたもんだ。これは一度小沢に総理をやらせて○か×かを決めればいいのであって、
結果これからもまた延々と小沢・反小沢で無駄な時間が過ぎていくことになる。
この20年間、日本の経済・教育は地盤沈下を続け、中国や韓国にさえ追い越される始末だ。
菅総理にはこの代表戦を通じて少しは日本の危機意識が伝わったのだろうか?
菅総理、あなたは副総理として国家戦略室をまかされながら、何にもしなかったのはいったいなぜですか?
またこの国をどうするかというビジョンを一言も言わないのはなぜですか?
政治とカネのけじめをいうなら、参院選大敗のけじめはいったいどうなったのですか。
参院のネジれが拡がった状態で、これからニッチもサッチも行かなくなるより、参院選大敗の時点で
菅さんも責任を取って引退し、若い者にバトンタッチしたほうがよかったのでは、と思いたくなる。
ただ、若い者といっても日本の将来のビジョンも描けず、アメリカや中国とまともに交渉できる人材も
見当たらない今、日本も早急に政治家を育てる本格的な専門教育機関が必要になってきたと感ずる。
故松下幸之助翁は(松下村塾をモデルにされたのだろうか)松下政経塾を開設され、少なからず政治家が
育ってきたが、若者にはもっと機会を与え、鍛えれば少しはマトモな政治家が育つのではなかろうか。
ぜひ志あるもの、事業で成功した方にはこういった機関の設立を望みたい。
◎次期首相には?(3) 2010.9/10遊悠人
この次期に鈴木宗男の逮捕、そして厚生省村木元局長の誤認逮捕と続く。
これらは地検特捜部の仕業であるが、今の民主党代表戦と繋がっていることに気づかなければならない。
すべて「政治とカネ」の問題を国民に過剰に意識させるための動きだ。そういえば、菅支持の官房長官
と幹事長は法曹出身者だったなあ。なかでも村木局長誤認逮捕のズサンさは、地検上層部の指示である
にちがいない。問題は地検は司法に属した独立機関ではなく、法務省(現政権)の管轄下にあるのだ。
しかし代表戦の論戦を聞いていると、菅総理というのは、ほんとうに政治信念のない男に思えてしまう。
自分の信念・理念がないからいつも抱きつき戦術で、消費税をめぐる言動や「一に雇用,二に雇用,三に
雇用」とか誰かの意見の受け売りばっかりを連呼している。政治信念の無さに加えて経済オンチときて
るから救えない。この男は絶対にリスクをとれない男とみた。しかし政権交代の立役者に対し、理念の無い
無能な男から「引っ込んでろ」といわれ、さらに参院選大敗では小沢も立候補せざるをえないないだろう。
そもそも鳩山・小沢にとって、せっかく身を引いて参院選に備えたのに、菅首相の消費税の発言のブレ
でみすみす大敗を喫してしまったのだ。結果、参院とのネジれでますます身動きがとれなくなった。
今度の代表戦は、今までの自民党型政治を続けるか、中央集権型官僚政治から脱却するか、また何しない
で普通の国に落ちていくか、日本のリストラを豪腕に託すか(うまくいくとは限らないが)を選択する
ことになる。ただ総理や財務大臣から「注意深く見守る」とか「**会議、**委員会に検討させている」
という言葉はもう聴きたくない。
★尖閣列島で中国船を拿捕したのは正しい。前から主張しているように領土問題では一歩も譲ってはなら
ない。対中国では、すべての分野で守るべきギリギリの境界をキッチリ把握しておかなくてはならない。
◎次期首相には?(2) 2010.8/26遊悠人(9/8追加)
小沢一郎がいよいよ民主党代表戦に出馬するとのこと。これは驚きである。
今の執行部ではあまりにも不安だ、ということだと思うが、これからのシナリオはすでにできているはず。
中国との最終抗争を控える米国としては、統治能力や信念のない菅は御しやすいがその分不安定。
執行部で特に仙石官房長官があぶない存在にみえる。(前回ユダと紹介した)
小沢は能力・実行力はあるがその分、離米の動きがが怖い、というところだったと思うがその点は解決
したのだろう。そもそも小沢は嫌米ではなく、特に親中でもなく、米国から自立の方向だ。
結果は見えている。連立政権で総理に渡辺を立てた総総分離の線が濃いのではないか?
理由は、予算のほとんどを占める公務員改革なしでは日本は財政破綻する。ところが労働組合などを
バックにした民主党では公務員改革など進みようがないからだ。
小沢民主党総裁として、渡辺総理で政治主導・公務員削減を進め、米国との関係は日本自立に向け
再構築する、という方向を目指すのではないか。
菅総理総裁では、政局不安が続き、やがては中国に飲み込まれる事態になるだろう。
米国にとって金ズルが無くなっては困る。
他人事ではない。
日本は今正念場なのである。
◎次期首相には?(1) 2010.8/24遊悠人
通常なら現菅首相が続投すべきなのだろう。だが菅首相ははたして首相としての能力があるのだろうか
疑問に思える。まだ首相になって数ヶ月というなかれ、あまりの定見のなさ、無力さにに失望せざるを
えないのだ。特に経済のオンチ振りはひどそうである。今の円高に対して、「注意深く見守ります」と
この程度しか言えないのだ。つまりは野田財務大臣も同じだが、結局何もできない、何もやらない、
何もわかってないということになる。
通貨の番人/日銀の頭もいったいどうなっているのだろう。
ドルもユーロも金融緩和のもとどんどん印刷し、世界中にバラまいている。どこでも自国の通貨を安くし、
輸出を増やし、失業者を減らそうと必死なのだ。
なぜ日本は何もしない。円を同じようにどんどん印刷し、海外にバラまけばいいではないか。日銀は
何をやっているのか。ここにも無能な総裁が居座っている。
ただ問題はバラまき方だ。いかにバラまくか。
もちろん米国債など買ってはならないし、ドルやユーロ買い介入など効果のないやり方はやめたほうがいい。
思い出してほしい。日本は資源がないから、それらを輸入し加工して、付加価値を付けて成長してきたのだ。
だから資源を買えばいい。鉄鉱石、銅鉱石、鉛、亜鉛、錫、ボーキサイト、希少金属、希土類など加工
原材料をはじめ、ウランや石油などエネルギー源もいいだろう。実物でも権益でもいい。精錬・加工し
付加価値を付けて利益を出せばいいのだ。どのみちこれらは数年後には大幅値上がりしていく。
それらをどんどん買って円を世界中にバラまけば円安になるし、これぞ一石二鳥ではないか。
簡単なことだ。円高になれば資源を買えばいい。アジア有望企業の買収(M&A)もいいだろう。
せっかくの円高を生かさない手はない。
さて次の首相だが @菅首相の続投になるか、A力はあるが人気のない小沢自身が表舞台に出るか、
小沢が人気と公務員改革のBみんなの党/渡辺喜美を立てるか、みものである。
ちなみに私は@では日本はアメリカの属国どころか中国の隷属国にさえなってしまう、と危惧する。
経済オンチが首相や関係閣僚では、日本はもたない。
◎日本政府への提言 2010.8/11遊悠人
1.これ以上米国債を買ってはいけない
これは戻ってこない。予算が足りないで困っている今1ドルも売れないのだから明白だろう。
さらにドルが暴落すれば価値はなくなるのだ。1$=85円ではすでにいまある米国債は買値の半値近くに
なってしまっている。これだけで数十兆円が米国に巻き上げられたことになる。ドル安は市場経済の結果
ではなく、米国の政治意思でやっているのだ。
だから米国の財政状態次第で、さらにドルは暴落させられる。
2.沖縄から出て行ってもらうには、
基地にかかわる予算はすべて出さない。出す必要もない。おもいやり予算などとんでもない。
そもそも米国は財政が逼迫して各地から軍隊を引き上げているのだ。金がなければ自分から出て
行くしかない。
現在の沖縄はほとんどがアフガン戦争などの前線基地として、また米兵の訓練基地として使われ
ているわけであって、日本を守るためなどという甘っちょろい意味はなく、ただ米国の国益のため
に利用されているわけだ。ならば沖縄の基地使用料を米国から徴収し、迷惑を受けている沖縄県民
に配るのがスジというもの。
そうやって財政的に締め上げるのが最も効果的と思われる。
3.核軍縮を言うなら、広島・長崎で大会を開き、オバマに招待状を送るべし。
◎日本国憲法とは? 2010.8/11遊悠人
これは日本人の意思によって制定された平和憲法と思っている輩が多いと思うが、残念ながら
そうではない。大戦後再び日本が再び米国に逆らわないよう再軍備を禁止した念書なのだ。
その代わり、講和条約に紛れ、不平等な日米安保条約と日米地位協定を吉田茂が飲まされた。
日本は俺が守ってやると広大な軍事基地を提供させられ、まさにそこは植民地のごとく治外法権化し、
費用までもたされることになってしまった。
しかもこの憲法は簡単に変えられないような仕組み(2/3以上の賛成でないと代えられない)になって
おり、まさに日本は政治的・軍事的にがんじがらめの状態になっている。これが政治三流の由縁だ.
ところが幸か不幸か、経済に集中した日本は驚異的成長を遂げ、経済は一流国としていまやトヨタは
GMをも凌駕し、原子力技術は東芝、三菱重工、日立が独占しだした。さらにこれら日本企業が自動車や
原子力分野で大市場中国を席巻するとなるとエラいことになると、オバマはトヨタたたきをはじめ、
日本の大企業を潰そうとあらゆる手を打って来ることになる。
そして今ドル安を仕掛けてきた。日本の輸出大企業を潰し、アメリカの製造業を復活させようという
わけだ。伝統的に米民主党は日本嫌いだが、特にクリントン一家やオバマは親中国、日本嫌いの傾向が
強いようだ。
◎日本はアメリカの属国か? 2010.8/9遊悠人
然り。まったくそのとおりである。
今まで何度も述べてきたが、日本は米国にとって単なる都合のいい金づるに過ぎない。
米国の国益ため、第二次大戦後は米国によって憲法からなにからなにまですべて仕組まれ、せっかく
稼いだきた金はすべて貢がれるようになっている。
たとえば日本が中国やロシア(旧ソ連)に近づこうものならさっそく頭をたたかれ、東アジア共同体
などといえばさっそく政権がつぶされる。
北朝鮮の脅威などといってはアジアに不安定をもたらし、おまえの国を守ってやるといっては
沖縄や日本各地に軍事基地と称して植民地化し、金も出させる。
アメリカはこの不景気で世界の警察官を止めようと世界各地から兵隊を引き上げているのに、日本
だけは居座ったままだ。日本にいれば日本が経費を払ってくれるからだ。こんな国は世界中
どこにもない。韓国やフィリピンでさえ米国の軍事基地は引き上げているではないか。
俺がすべて守ってやると。おまえはひたすら金を稼げ、そして必要な金は米国に出せ、基地を提供しろ、
(返す気もない)米国債をもっと買え、と。
日本国憲法とは、平和憲法と称し、戦争を放棄させひたすら経済に注視し金を稼がせ、米国に貢ぐ
ために作られた約束事だ。どんなにすばらしいといっても所詮米国の国益にもとづいてつくられたもの
とは世界の誰もが知っているし、日本国憲法に対する世界の評価とはそのようなものだ。
このままでは北方四島も竹島も尖閣も帰ってこない。なぜなら米国が東アジアの安定を望んで
いないからだ。日本と周りの国が仲良くなってはアメリカの出番がなくなってしまう。
しかし北朝鮮の脅威とはいったいなんだ。テポドンが怖いのか、撃つなら撃ってみろといいたい。
いずれ米中の最終戦争に突入すれば核の使用は現実となるだろう。
しかしそのときではすでに遅いのだ。
きれいごとを言うのは止めよう。
自分の国は自分で護るしかない。
あえて言うが、核には核で対抗するしかないのだ。
アメリカは広島・長崎の核使用をこれ以上戦死者を増やさないためといって正当化した国だ。
同様の理由で再び使われるのは間違いない。
ただ相当の核保有国に対しては使えない。反動を恐れるからだ。
核の抑止力とはすなわち核保有ということだ。
◎民主党?? 2010.7/20遊悠人
ひょっとしてこの党はオカシイ?
@鳩山元首相:ブレまくりが菅の消費税発言のせいで参院選に負けたなどと、自分の無能ぶりを
差し置いて何をいってるのだろう。早く中華料理店でも開いて政界を引退してくれ。
A菅首相:この人の言動はどうなってるの。市民運動上がりというからもうちょっとマトモかと
思いきや・・・この国をどうしたいのか、理念のない人だねえ。鳩山より危ない。
特にこの人ではまったくアメリカに対抗できないし、すでに抱き込まれているかも。
B仙石:官房長官は前任の平野と同じ人選失敗だ。典型的自己中で党や国家のことは頭にない。
国家にとってユダ的存在かも知れない危険人物。
C枝野:幹事長はとても無理。ディベート大好き、権力大好き人間だけど信念や中身がまるでなし。
TV番組だけ出てればいい存在。
D岡田:外務大臣として普天間で何もできなかった交渉能力ゼロ、現実問題解決能力ゼロを露呈。
E野田:まったくのノー天気、財務省を抑えられるわけもなし。もっと怒れよ。
※君らはいったい何をしたいのか、何ができるのか??
一般社会では彼らを能無し、役立たず呼ぶ。
◎参院選挙結果 2010.7/13遊悠人
巷では、民主党が負けたのは菅首相が消費税の話を持ち込んだからだと言っている。
おいおい、それはちがうだろう。自民党は10%の消費を持ち込みあれだけ大勝してんだぞ。
理由はあまりにも民主党がだらしないからだ。自民党なんて何もしてないじゃないの。
普天間問題であれだけ迷走し、カネに関してはなんのケジメもつけられず、ひたすらばらまくだけ。
党内抗争はあいも変わらず。
唯一前政権よりマシといえるのは「事業仕分け」だけ。
蓮舫議員が120万票も取ったのはそのせいだ。結果が見えれば我々は反応するし、評価もするのだ。
まずは今回の参院選から定数を減らすべきなのだ。選挙のたびに定数を2割づつ減らしていけば
10年後には半分になる。
みんなの党は予想通り大躍進だ。その他の新党は存在意義すらない。いまさら平沼や升添に
何ができるというのだ。みんなの党には口先だけでなく、政策を実行してもらいたい。
まずは公務員改革だ。今や家族を含めれば1000万人が公務員でメシを食っている。わが国の税収
40兆の半分以上がこれら公務員の給料として消えてしまっている。彼らは国が借金で潰れ
かけているというのまったく意に介さない。ひたすら既得権益にしがみつくだけだ。
ふざけるな。われわれは役人の給料を払うために働いているのではない。
だから日本人は働かなくなってきたし、元気もでない。
何度も言うが、政治家・役人の人件費ををまず半分に減らせ。
◎サッカー・ワールドカップ 2010.7/6遊悠人
日本はまことに幸運にベスト16に残った。これは偶然の産物で、あえて勝因をあげれば
@オシムの走れ・走れで基礎体力をつけたこと(サッカーは走り続けるスポーツだということ)
オシムは旧ユーゴ出身でサッカーであの紛争を生き抜いてきた哲学がある。
A前回の敗因だったバラバラ感を体験した旧代表が選手どうしをひとつにまとめたこと。
B岡田監督の功績といえば中村(俊)を使わなかったこと。
トーナメントはベスト8からが一番面白い。
これを見ないようではサッカーファンましてやスポーツファンではない。
試合を見れば、日本はまだまだベスト8にはほど遠いのがよくわかる。
走力・戦術ではそこそこでも圧倒的に個人技・創造性に劣る。
オシムのいうように他国を真似てもせいぜいベスト8がやっとだろう。
さて決勝はオランダ対ドイツで、4-1で圧倒的にドイツの勝ちと見るが・・・
◎菅首相 誕生 2010.6/5遊悠人
小沢の戦略を考えてみよう。鳩山が辞めて自分が残れば国民は反発し、民主党は惨敗する。
党が前原や枝野、仙石に乗っ取られるなら問題だが、菅であれば党が負けても小沢派は増える。
またここで樽床を党代表にしても、知名度から参院選では菅党首より負けるだろう。ならば菅を
参院選対策として総理にし、参院選での負けを最小とし、9月の任期(鳩山の残りの任期となる)
で小沢派(150名ぐらいになっている)が主導権を獲る、というところだろう。
参院選で負ければ、菅や枝野(幹事長予定)を辞やめさせるのも簡単だ。勝てばなおさら小沢派が
増えるだけのこと。
小沢は参院選で勝つことを目標に何でもやってきた。少子化対策、高校無償化、農業補助金、
高速道無料化、これらはすべて参院選対策だ。今自分が幹事長を辞め、菅を一時総理にするのも
そのためだ。衆院、参院で絶対多数を取ったとき、小沢の野望(日本の自立)が始まる。
しかし何度もいうが、国を潰さないためには収入と支出を合わせなければならないのだ。
参院選対策として大バラマキをやったがこれらはすべて借金として末代にツケを残すだけの話だ。
新政権は4/18に述べたようにまず国会議員、公務員の人件費半減からとりかかってもらわねば
ならない。
●普天間問題:日本には米国の外国五大基地の4ツがあるという。(三沢/横田/厚木/横須賀/沖縄
/嘉手納)しかもその経費の7割は日本が負担しているらしい。さらに基地はすべて治外法権となって
おり、まさに占領されっぱなしということになる。まずは日本にある基地はすべて日本政府の
コントロール下に置くことから始めなければならない。経費も半分は負担してもらわないと
ならない。国の領土は一歩でも譲ってはならないのだ。またこれは沖縄だけの問題ではなく、
日本のそしてアジア全体の安全保障の問題として捉えるべきである。
振り返れば官房長官の平野は最悪だった。また政治主導といいながら、官僚のいいなりにしか
ならない大臣が多かった。口蹄疫で失態を演じた農林大臣の赤松や農林省の役人は即交代すべき
だろう。交通副大臣の辻元(社民党)はよくやったほうだろう。次期大臣になるだろう蓮舫には
期待したい。
◎鳩山KY兄弟 2010.5.15遊悠人
どうも鳩山由紀夫というのはよほどの政治オンチのようだ。
学者としてはとても一流にはなれないと見切りをつけ政治家に転身したのだろうが、ダメな者
はどこへ行ってもダメなもの。しかしバカでもアホでもここで辞めてもらっては困る。また
1年もたないのではそれこそ政治不信が極まってしまう。期待して選んだ我々国民の無能さも
証明されたことになる。
しかし、兄弟そろってこの政治センスのなさに、私は鳩山KY兄弟(KUNIO/YUKIO・空気が読めない)
と命名することにする。
ただ問題は、裏でアメリカが目障りな鳩山・小沢を辞めさせようと動いていることである。
だから米国は普天間で日本を助けることはない。また前原など閣僚の中にも親米の意向で動いて
いる者がいる。21日にヒラリー(次期大統領?)が来日し、岡田を懐柔し、鳩山・小沢にブラフを
かけるのではないか。次期日米の政権はヒラリーと岡田・前原で仕切ろうと動いているのでは
ないか、と考える。
よくみて欲しい。今はアメリカと鳩山・小沢の戦いなのである。あくまで米国の狙いは戦後一貫
して日本を属国化し、徹底的に利用、そして金を巻き上げることである。
◎情けなや迷走首相 2010.4.18遊悠人
この政治の混迷振りは一体何なのか。情けない限りである。
問題は山のようにあるが、何度も言及してきたように、まず優先してやらなければならない
のは公務員改革であり、それが財政改革となりすべての改革の始まりとなる。
私の指摘は公務員1/3カット、給与1/3カットで人件費の半減である。
大阪の橋本知事が最初に手をつけたのはこの公務員改革である。自分はもとより府職員
の給料をまず下げた。高すぎたからである。それにより次々と無駄な施設の廃止が決まった。
もちろんまだまだ十分ではないが、財政健全化は進みだしたのである。
JALも3割の人員削減が決まった。さすがあの1人もクビを切らなかった元京セラの稲盛会長
も最初に手をつけた。これしかないのである。
迷走首相はいったい何をやっているのか。
一番の問題は財源であろう。財源があれば子供手当ても医療改革も年金問題も解決していく
のだ。だから事業仕分けなど小手先で1-2兆円を減らしても焼け石に水なのだ。
以前に何度も述べたように人件費を半分カットすれば30兆程度のムダがはぶけるのだ。
そもそも民主党は公務員の2割削減を約束し、政権を取ったことを忘れては困る。
順序として @政治家の人数を1/3カット、給料1/3カット
A国家公務員、地方公務員の人数を1/3カット、給料1/3カット
B独立行政法人などの準公務員数は2/3カット、給料1/3カット
まずこれをやらない限り、すべての改革が始まらない。
●普天間問題:首相のいうように、地元住民もアメリカも与党各党もすべて納得するような
解決法があるのだろうか。日本でもアメリカでも軍事基地が来て喜ぶところはありえないだ
ろう。成田空港や道路、ゴミ処理施設でさえまともにできないのだから。
それでも5月までに解決するといったのだから、できなければ鳩山首相は即退陣しなければ
ならない。そもそも自国の防衛を他国に任せるというのが間違いのもとなのだ。
日本だけの問題であれば、どこか無人島に基地を造り、アメリカが望むなら有料で貸し付け
ればいい。もちろん日本自身の軍事費の増大や核武装は覚悟しなくてはならないが・・・
●参院選:このように民主党もダメだが、自民党にいたっては四分五裂の状態だ。
そこで公務員改革を第一目標に掲げた「みんなの党」の大躍進が予想される。比例代表には
30人ほど立候補させればいいだろう。
●小沢の進退:小沢が辞めれば民主党は自民党以上にバラバラになる。いかに本人に人気が
なくとも本人から辞めることはありえない。
◎オリンピックの印象 2010.3.2遊悠人
メダルはほぼ予想どおり。フィギュアではキムヨナが強かった。3-アクセルを3度飛び
悔し涙の浅田真央、4回転に挑戦し失敗したけど嬉し涙の高橋大輔、実力はあるのにメダル
に挑戦しなかった後悔すべき安藤美姫、というところか。織田がヒモ切れで泣いているのは
論外で、この男、ホントに信長の末裔なの? また衰えたりとはいえ、やはりプルシェンコ
の滑りはすばらしい。金のライサチェクは長い手足をバタバタさせていただけという印象で、
完璧だけどものたりなかった。
ただ、アルペンでメダルがないのはいかにも寂しい。回転では猪谷千春以来ノーメダル
とは情けない。またジャンプや複合ノルディックも頑張ってもらいたい。トリノ以来の
パシュートは日本人向きでこの分野ではぜひ中国・韓国に負けないでもらいたい。
今年の冬のメダルは経済の好調な国(中国、韓国)が目立った大会だった。
◎気になる顔相 2010.2.19遊悠人
最近問題になっている会社トップの人相が気になっている。
前のJALのN社長がそうだった。そして今のトヨタの社長、どうみても大会社のトップの顔
ではない。
トヨタの場合、これは呉服屋の若旦那の顔だ。目の間隔が狭すぎる。だから物事が平面的
にしか見えない。いま話題の3Dのように立体的に見えないのだ。人相学的には気の弱さを
現しており大胆さに欠ける。この人事は同族経営の失敗にしか思えない。アメリカでもどこ
でも自分が出かけていって説明しなければ、逃げてると思われるだけである。そう、彼は
実際逃げてるのだ。
これもアメリカとの戦いである。普天間問題や米選挙がからみ、トヨタがスケープゴート
にされてる。トップの宿命だが、だからこそそれにふさわしいトップが必要なのである。
こんなことではますます韓国や中国に漁夫の利を持ってかれるだけだ。
◎カナダ冬季オリンピック 2010.2.12遊悠人
いよいよ明日から始まる冬季オリンピック。気になるメダルを予想してみよう。
4年前のトリノで、私はメダルは荒川静香だけと予想し、その通りとなった。(TEA-TIME5/2006.2.13)
今回の予想は金1、銅3の計4個というところか。
(カーリングはより早く、より高く、より遠くというスポーツの観点から数には入れてません)
相変わらずスポーツ新聞やTV番組では計10個はいけるなどとはしゃいでいるが・・・
金とはフィギュアスケートで浅田真央、銅は同じくフィギュア、スピードスケート、
そしてノルディク複合というところか。モーグル、ジャンプは難しそう。上村愛子や
葛西紀明にも取らせてあげたいのだが、二人ともメダルへの執念が足りないように見える。
わたしもいまだ現役スキーヤーなので、おそらく人一倍冬季オリンピックを楽しめる
ことがなによりうれしい。今期フラノに続き,八方尾根を滑っておきたい。
若者よ、若くない者よ。冬は雪山に行こう。
◎JAL問題 2010.01.20遊悠人
巷間いろんなことが言われているが、はっきりいって一番大きな原因は「人件費」である。
人件費が適正であれば会社は潰れることはないといっていい。
大型機材がどうの、燃料代がどうの、搭乗率がどうの、リーマンショックがどうの、こんな
もの言い訳に過ぎない。
JALの平均年収は900万だそうである。ところが今現在業績を伸ばし、1年前の株価が4倍に
なったスカイマークをみれば400万だ。つまりJALは無駄な人件費が20,000人×500万×20年
=2兆円の赤字というわけだ。
おそらくスカイマークは1人が年間800万稼ぎ、400万の給与に対し、JALは1人1000万稼ぎ、
900万が給与となってきた。なんのことはない。JALは稼いだ金のほとんどを給与にまわして
あとは借金していただけのことである。
これは国家予算と公務員人件費の関係とまったく同じである。
まず従業員を1/3減らし、残った者の給与を1/3減らせば2/3×2/3=4/9で人件費は半減する。
それで問題の核は解消する。
◎小沢問題の影(2)役人側の責任者を明確にせよ! 2010.01.18遊悠人
私は小沢が一点の曇りもない真っ白な政治家と思っているわけではない。ただそのような
清廉潔白な政治家に官僚集団が扱えるとも、米国と対等な交渉ができるとも思わない。毒を
もって毒を制する覚悟がなければ、とても日本をchangeできるものではない。
まず小沢対官僚(検察)という点で、これも以前言及したことだが(09.3/29↓)
検察という官僚組織について、この単なる行政の一機関が国民の選んだ立法府の国会議員を
見込み捜査で逮捕、あるいは選挙直前に大きなダメージを与え、国の方向を左右する現状が
果たして許されるのか、小沢は有罪となれば幹事長のみならず議員辞職で責任を取る覚悟と
思うが、小沢不起訴の場合、一体官僚の誰がどのような責任をとるのか明確でない。
公平にやってもらわなければ困る。まず検察はこの点をはっきりさせよ。役人だからといって
いつものように誰もなんも責任をとらないですまされる問題ではない。
◎小沢問題の影(1) 2010.01.16遊悠人
小沢がきらいな日本人は多いようだが、私は稀有な、日本に必要な政治家だと思っている。
一例をいえば、政治主導という中で、官僚とまともに張り合えるのは彼しか見当たらないし、
米国と対等な外交交渉ができるのも彼しかいないように思える。
日本外務省はもはや米国の出先機関のようなもの、だから政治主導が必要なのだ。
昨年5月にも言及したこと(↓)だが、日本という国は唯一米国と対等な関係ではない。
それを正そうとしたのが田中角栄であり、日中国交回復をやってのけた。そしてロッキード
で米国に嵌められ、殺された(ようなもの)。小沢は角栄の意思を継いで、再び日本の自立を
目指しているが、同じく「金」の問題で米国やそのシンパの暴露に追い詰められている。
鳩山(兄)も父一郎は、米国と一線を画すべく、ソ連と交渉した人物でその血を継いでいる。
そしてやはり「金」の問題で小沢同様叩かれている。
どうみてもこれらは米国の陰謀にちがいない。
日本はいつまでも米国のポチでなければならないという米国の意思、または戦略といった
ほうがいいかも知れない。米国にとってそれはあたりまえの日常行動なのだ。
米国という国が嫌いなわけではないが、日本はそろそろ米国から自立しなければならない。
自分の国を自分で守るには大変な苦痛を伴うが、その苦痛を怠るとこんどは近い将来、
お隣り中国の属国にされてしまうことになる。
◎沖縄問題 2009.12.14遊悠人
大局的にみれば、鳩山・小沢は今までの自民党対米追随外交を修正し、中国・アジアに重心を
移し始めたようである。そのため社民党には米軍の沖縄撤退を主張させ、小沢自らは600人
もの訪中団を組織し北京訪問である。
そもそも米国自身の世界戦略として沖縄からグアムに撤退するのに、わざわざその費用を
払ってやる必要はないだろう。辺野古への移転は規定の約束のように言われているが、もはや
米軍の基地は日本には要らないのではないか?
防衛上はまさに第七艦隊が寄港すればそれで充分ではないのか?
外交上、仮に辺野古に移転するにしても、期限を設けるべきであろう。最終的には外国の軍隊は
自国にお引取り願うべきことと考える。
そろそろ頭の切り替えが必要である。要らないものは捨てるべきなのだ。そして日本も
自分の国は自分で守る気概と覚悟をもたねばならない時期がきたのではないか?
米国と対等になるために、中国との接近が必要である。
中国と対等に付き合うためには、ロシアやインドとの接近が必要になってくる。
ただし、接近しすぎてはいけない。重要なのはその距離感である。
◎再度、公務員改革を提言する! 2009.12.4遊悠人
「業務仕分け」が話題になっている。それはそれでいいことなのだが、一体どれだけ無駄
が削れたかというと1.7兆円という。国家予算90兆に対してたった2%の話なのだ。
そこで国家公務員に目を向ければ、その数は政治家なども含め約100万人もいる。彼らの
平均年収は800万という。単純に計算して100万×800万=8兆円もの人件費がかかっている。
さらに地方公務員は280万おり、その人件費は約20兆といったところだろうか。
ところがわが国の年間税収はたった40兆もないのだ。こんなバカな話しがあるか?
民間の会社でいえば一般的に人件費は総経費の50%だ。だから公務員の人件費は
40兆×50%=20兆に抑えなければやっていけないのがあたりまえ。
わかりやすくいうと、毎月20万の給料しかないのに50万使ってきたわけである。不足分の
30万は国債という借金だ。いまやわが国は世界一の借金国だ。そこで私は民間並みに税収の
50%で国家公務員の人件費を賄うべきと主張している。それはつまり総人件費20兆円の
ことで、現在の25%減ということである。
そのためには公務員の数を3分の1減らし、その給料も3分の1減らすしかない。
2/3×2/3で半分になる。これと業務仕分け(まだ1/10しか実施していない)を徹底すれば
日本の赤字は消滅するのだ。人件費20兆+業務事業費20兆=40兆円は税収で賄えることになる。
役人の平均年収が530万?これって少ないの?
◎自分の殻から抜け出すには・・・ 2009.10.8遊悠人
人間みな殻を持っている。この殻は外からの圧力には強いが、内側からだとすぐ破れる。
殻の中は安全だが進歩がない。永く閉じこもっていれば、その殻はだんだん分厚くなって
いき、やがて化石化する。そうちょうど今の自民党のように。人も政治も経済も同じように
動くもの。
殻は自分の意思があれば簡単に壊せる。だから人は常に自分の殻を壊し、外に向かって
出ていかなければ進歩はない。
大学という殻、会社という殻、家庭という殻、そして日常という殻・・・
今日は昨日の続きではないし、明日があるとは限らない。
◎頭の切り替えを早めよう 2009.10.2遊悠人
政権が変わって1ケ月が経つ。
情けないことに一部評論家やマスコミは、いまだ自民党の延長政治の感覚から抜け切れて
いない。
今までの自民党の政策をわずかばかり手直しするような程度の変化ではなく、まさに
ゼロベースでの見直しが始まっているのである。日本国のリストラに失敗すればまさに
日本もタダの国の仲間入りとなる。
1、脱官僚:大いに進めてもらいたい。まず大幅な人員削減と減給はあたりまえのこと。
小さな政府に小さな官僚を目指せ。国家のBS(貸借対照表)とPL(損益計算書)
を公開すればいかに人件費のムダがあるかわかるはず。
2、郵政民営化:郵貯と簡保に預けてある国民の資産を守るため、安易な民営化には反対する。
(米国債購入などにつぎ込まれてはたまらない)
3、JAL問題:GMのように一度破産させ、この組合と企業年金を整理する必要がある。
悪しき(日の丸)役人根性が抜けてない。
4、八ツ場ダム:治水・利水に必要なければやめるべき。今まで何千億使おうがその多くは
何十年間の役人の給料や一部企業の利益に廻っただけの話しで、ほんとうに必要なら
とっくの昔にできていたはず。こういう茶番があまりにも多い。これかのダム建設
には国は関与せず、地方自治体自身が自分の金で賄うものとすべし。ダムのみならず
地方空港や地方道路もまったく同じこと。
そのために地方分権を進める必要がある。地方もいいかげん自立すべき時がきた
ということだ。一時の感情に流されては日本全体が崩壊する。
●民主党に期待する 2009.09.02遊悠人
やっと民主党の政権が誕生した。党首鳩山は理工系出身である。また菅直人も同じく
理工系であり、官房長官平野博文もしかり。これで内閣のトップ3はすべて理工系となり、
日本でもやっと理数字に強い政権ができることになる。今までがあまりに文系に偏りすぎ、
分析力、構想力、シュミレーション能力に劣る政治家ばかりとなり、結果役人の言いなりで
壮大なムダを作ってきた。
また、英語の話せないような首相や大臣はいいかげん止めてもらいたい。
ますます日本のガラパゴス化が進むだけだ。
新政権には特に政治主導による官僚政治からの脱却に期待したい。結構人材も揃って
いるし、根本からのリストラクチャリング(ゼロベースの再構築)に期待したい。
まずスピードが肝要である。できることから次々に実行していくことが重要だ。
決して自民・公明のような無為無策を続けてはならない。
徹底してムダを削ればさらに20-30兆は出てくるはず。それを将来にむけ投資したい。
それにしても自民党は落ちたもの。小選挙区で落ちた老害議員どもが比例で復活する
ザマは醜いかぎりである。この老害クラブは解党して出直したほうがいい。
「みんなの党」には脱官僚・役人の点で期待している。来年の参院選では驚異的に議席
を伸ばすはずだ。その時点で民主党は社民党と離れ、行革を政治団体としがらみのない
みんなの党/渡辺喜美に任せればいい。
前にも言ったことだが、役人の数を1/3減らし、給与を1/3減らせば、2/3*2/3で、
これだけで15〜20兆のムダな経費が削れるのである。
●皆既日食とは 2009.08.01遊悠人
当社でも多くの方を、主に上海近郊の日食ツアーにお世話させていただきましたが、
あいにくの天気でどこも満足できる成果は得られなかったようです。なお私は中国奥地
の麗江でほんの数分間観測することができました。
皆既日食やダイヤモンドリングは、太陽と地球と月が微妙にその大きさと距離と
傾きが組み合わさあって初めて起こるもの。
月がもう一回り小さければ皆既は起きないし、古代人は気がつかない。地球からみた
月の大きさが太陽より僅かに大きいから、皆既は起きるし、皆既の下ではじめて太陽の
フレアやダイヤモンドリングも見える。また以上の理由で、部分日食と皆既日食とでは
観測できる度合いが決定的に違う。皆既にこだわる所以である。
日食が地球上で東から見えて行くというのも違う。月は西から東に廻っているので
、西(インド)から東(太平洋)に見えていく。見える時間もインドでは朝早いが太平洋上
では遅い。その速度は、ほぼ月の公転速度で360度=28日だから1時間では0.54度移動す
ることになる。地球上は一周40,000km=360度=24時間だからインドから奄美大島まで
は4,000km=約2.時間半見えたことになる。
月の住人から見れば、直径が地球の4分の1の大きさの自分(月)の丸いシルエットが、
西から東に動いたことになる。
さて古来、皆既日食が起こるときは、大きな政変や天変地異が起きたものである。
今回日本でも数十年ぶりの政権交代が起きようとしているし、世界経済も大きな転機を
迎えている。これはすべて自然の法則である。
●鳩山邦夫(弟)という男 2009.06.17遊悠人
この男、正義という言葉を振りかざして郵政省西川某と対峙しているが、この男に
正義はない。すべて自分のためだけに動いているのがミエミエだ。読売の渡辺に
そそのかされて動いたようだが、かんぽ売却で図に乗り、旧東京郵便局解体で馬脚を現し、
こんどクビになったことで悲劇の役者でも演じたつもりなのだろうか?
正義をいうなら、かんぽを作った官僚や族議員を攻撃すべきだろう。西川を代えたい
なら、自分で代役を探すべきだろう。
この男、1人では何もできないノミの心臓、豚の脳みそとみた。
大臣を辞めてからも、麻生の内幕をバラすなど、実に醜い。
●新型インフルエンザとは? 2009.05.22遊悠人
日本は感染者数が200名を超え、その数世界で4番目だそうな。いまや日本人が海外へ
行って感染する心配より、海外からみると、日本へ行って感染する心配のほうがはるかに
大きいわけである。現実に国内では、修学旅行で4百校以上が中止か延期となり、中国や
台湾からの訪日予定の団体客に相当のキャンセルが続出することになるはずだ。
北米を除けば世界中どこでも日本より安全なのであり、日本人は来ないでほしいという
状況ってはたしてホントなのか?
そもそもこんなに騒ぐべきことなのか?
スタンドプレーが目立つ舛添大臣は、そもそも強毒性の鳥インフルエンザ同様の対策を
とったため相当の混乱が生じてしまった。上記のことに加え、病院も熱のある患者の診療
許否、etc.etc・・・
これじゃおちおち外も歩けない。
まず感染者の数は、毎日数十回も報道されるが、治った者もいるだろう。通常の風邪程度
の毒性なのだから、1万人のうち7-8割はすでに完治してるだろうし、その数字も合わせて
公表しろっつうの。
日本並みの検査を各国がやれば、すでに感染者は公表の100倍はいることだろう。ただ
毒性が弱いために、今回救われた。これから冬に向かい、再度発生するだろう毒性の強い
インフルエンザ予防の予行演習にはなったが、結果はまったくのオソマツでまったく
歯がたたないことが実証された。
人類はこれから毎年インフルエンザにも苦しめられることになる。
●最近の政治情勢/米国の罠 2009.05.17遊悠人
最近の政治の混乱は国内政治とみていると理解できないが、米国の日本支配と捉えると
わかりやすい。構図は米国追随型政治家と日本自立型政治家の対立である。
米国は世界を支配している。日本は属国である。世界のほとんどの国は米国の意のまま
といってもいい。属国が自立だとか米国と対等などといいだすと、たちまち頭を叩かれる。
かつて橋本(龍)は冗談半分で米国国債を売りたいといって潰され、親中派の加藤も失脚さ
せられ、昨年は中川昭一が国際会議で酒に薬を盛られ醜態をさらし失脚、今度は小沢一郎
がヒラリーの日本訪問時に会わない、と言って民主党党首の座を追われた。
米国にとって好ましくない人物や手ごわいと思った者はまちがいなく狙われる。これは
間違いなく自民党という米国傀儡政権がこれほど長く続いたことの弊害だ。
米国にとって日本は金のなる木だ。困ったときは日本から金をせびり、貢がせ、だまして
奪って行く。湾岸戦争しかり、在日米軍援助しかり、最近は郵便貯金が狙われ、小泉・竹中
のアメリカかぶれを利用し、郵政民営化を通じ、大事な日本の蓄えが米国債の購入や外貨
購入として米国に流れた。そして今度は日本の大切な虎の子・年金基金が狙われている。
ロシアや産油国も同様の手口でやられている。原油高を演じ、一度儲けさせ、紙くずとなる
米国債を買わせ、つぶれかかった銀行・証券会社に出資させ、倒産させる。いつもの手口
だ。
郵貯の流れとしてかんぽ問題、政商オリックス/宮内の存在、米国の手先鳩山邦夫の動きに
注意しないとすべてアメリカに持っていかれる。郵貯銀行の次期トップに注目したい。
霞ヶ関あがりの役人がなったらヤバイことになる。
なぜ官僚支配がまずいかというと、霞ヶ関官僚のトップの多くはは米国留学組で、米国に
洗脳され、無能な日本政治化の意思ではなく米国の意思で日本の政治・経済を動かしている
からである。だから官僚は強い。官僚はアホな日本の政治家を動かし、米国の要望を忠実に
実行しているのである。
これに対抗した渡辺喜美が潰され、小沢一郎が党首を追われた。検察も米国に操られている。
かつて田中角栄がロッキード事件で潰されたように・・・
今回は、民主党は必ず政権を獲り、米国のいいなりになっている政治家や官僚を一掃しな
ければならない。そして米国の属国から脱しなければならない。
●小沢問題(2) 2009.03.29遊悠人
これは自民党と民主党の闘いである。決して自民党対小沢でもなければ、ましてや麻生対
小沢などではない。今回は利権の多くを握る政権与党である自民党が、選挙戦不利を覆す
べく検察を動かし、小沢にターゲットを絞り、仕組んだのはミエミエだ。
この検察という組織は正義の味方のような顔をみせながら、実は相当恐ろしい組織で
ある。決して司法に属するわけではない単なる行政の一機関が、国策捜査として勝手な
ストーリイをデッチあげ、立法府の一員である国会議員を陥れることなど朝飯前にやって
のける。繰り返すが、単なる行政の一機関が立法・司法に介入し、まさに国政を左右しよう
としている。管轄は法務省でそのトップはあのアルカイダのお友達大臣である。
この死刑執行大臣は、かんぽの宿問題はわからないでもないが、郵政省旧庁舎解体反対
など、まさに自己中の迷走大臣である。
これに対し、民主党はなにをやっているのだろう。政権交代を目指すなら、小沢を護り、
検察に対抗しなければならないのがわからないのか。確かに政策能力では人材がそろって
きたが、政権を獲らなければ単なる絵に描いたモチではないか?
だからこそ今の民主党には唯一理念をもったリーダー小沢が絶対不可欠なのだ。
彼なしではいざ政権を獲ったにしても、いままでどおり官僚に操られるだけである。
アイデアとしては、総総分離を宣言し、総理岡田、総裁小沢が面白い。
次回の選挙は非常に重要である。この国の行方が決まるといっていい。我々の一票で
無能で害のある政治家を当選させてはならない。国の将来を決めるのは我々有権者で
あってアホな政治家や官僚、ましてや検察ではない。
●WBC---久しぶりに面白い野球が見れた。 2009.03.27遊悠人
日本、優勝おめでとう。
今回は、あらためて日本型野球と米国式ベースボールの違いを感じてしまった。トーナ
メントのような短期決戦では、もはや緻密さに優れた日本や韓国に米・中南米諸国は勝て
ないなと感じた。
春先という事情もあるだろうが、夏のオリンピックでも韓国がダントツの優勝だった。
モチベーションも最初から全然違っていたようだ。継投がよかったのは山田コーチの
存在ありきだろう。
カストロも日本チームを絶賛したとか。キューバはこれから日本型野球を目指すかも
しれない。またイチローの絶不調も、最後にドンデン返しが用意されていたとは!!
やはり野球は面白い。
サッカーもオシムが言っていたように日本は日本型サッカーで臨まないと世界のトップ
には入れないということだろう。
●2009スポーツ展望 2009.03.13遊悠人
まずWBC,昨年は幸運にも優勝だった。
今年はどうか?
問題は監督だ。
アジア大会決勝、対韓国戦で0-1で負けていて、8回1アウト、絶好調の中島にバント??
なぜ評論家どもはここを指摘しないのだ。これでは韓国に勝てっこない。
カストロがあざ笑ってるよ。
活躍しそうなのは、城島と中島の島島コンビ、川崎もいいがショートで中島とダブって
いるのが残念。
投手陣はいいが肝心の4番打者がいない。稲葉や村田はないだろう。新井はどうしたの?
今年は期待できない。問題は監督だ。
そしてもう一つの問題はイチローの衰えだ。プライドの高い彼は今年で引退か?
スキーモーグルでは上村愛子に続き、伊藤みきが有望とみた。
●小沢献金問題 2009.03.8遊悠人
相変わらず瑣末な問題でガタガタしている。何がこの国にとって重要なのか、この国がよく
なるにはどういう政治・経済・社会がいいのかを問うべきなのだ。
TV,新聞のアンケートを見ると、いかにこの国はマスコミ報道に流されているかがわかる。
1人ひとり、何が重要で、何をしなければならないかを考えてない。国民のレベルが国政の
レベルを決めるとはまさにその通り。
私はもう自民党政治はノーだといっている。このままズルズル行くのでは日本が危ない。
麻生がいいか、小沢がいいかというような問題ではない。
いま、検察が小沢つぶしにかかっているようだが、この問題をキッチリやれば、閣僚・元閣僚を
含め、すべて有罪になるだろうし、それはいいことだが現状は無理というもの。
小沢の役割は自民党政治を終わらせることで、それは彼にしかできないから、中途半端
に辞められては困るのだ。今はこれに検察が抵抗している構図だ。
新首相には新しい感覚の40代、50代がなればいい。小沢は首相にはならない。
今の政治屋ドモにはもう期待できない。これからは日本各地に埋もれているであろう新しい
指導者を、新しい観点から発掘しなければならない。そういった者が必ずいるはずだ。
ちょうど江戸末期の薩摩、長州、土佐から明治維新の志士が現れたように。
もう東京・大阪には自民党同様カスしかいない。
さて、小沢潰しには裏で誰が動いているか?
これは民主党政権になると、不利益を被るグループが仕組んでいると思わざるを得ない。
今の政権はほとんどスネに傷を持つ連中ばかりなので、自分のクビを締めるようなことは
しない。遠くから自分が火の粉を被らないようにみているだけだ。
考えられるのは霞ヶ関の官僚だ。無能な自民党政権のもとでは、官僚はやりたい放題だ。
さらには甘い汁を吸い続けてきた既得権益をもつ経済フィクサー。
彼らには今の状態が一番居心地がいいわけで、世の中このままでいいわけはない。1日でも
早く政権交代をして、政経の体制を一度リセットしなければならない。
●提案:米国債の処理の仕方 2009.03.5遊悠人
日本は確か米国国債を60兆円ほど買って(買わされて)いるはずだ。ただこれだけ米国の赤字
が増えてくると、ますますそれは増刷され、ますます価値が目減りしていく。こうやって
米国は日本がせっかく稼いだ金を巻き上げていくわけだ。
何度もいうが米国債を買っても、二度と戻ってはこない。だからその見返りとしてわが国は
「ハワイ」の島を要求すべきである。
●大学入試センターの問題を解いてみた。 2009.01.28遊悠人
ここ5-6年ほど「地理-B」を試している。今年は86点だった。
問題の傾向は数十年前からほとんど同じように思えてつまらない。いろんな統計資料から
その地域の特性や違いを類推させるのはいいのだが、地理学全体の方向として何か足りない
のではないかと感じている。
地理学とは、本来は地形学、気象学、海洋学、地質学などの自然科学、および政治、経済学、
考古学、歴史学などの人文科学を抱合する、もっと広い視野から地球を総合的に探求する
学問だったはずである。
わたしなら、統計・資料問題以外に、次のような問題を出す。
1.黒海や地中海はカスピ海のような巨大な内陸湖でもおかしくないのに、なぜかボスポラス
やジブラルタルのような狭い海峡で外洋と繋がっている。これら海峡の成因を述べよ。
2.四川大地震はなぜここで起きたのか?地球物理学の観点から述べよ。
3.釈迦の生まれたインドにはヒンズー教が栄え、世界最大の仏教遺跡ボロブドールは
イスラム教下のインドネシアにあるが、これら南-東アジアの民族と宗教の関係を述べよ。
4.四大文明といわれる地域は、現在周りがすべて砂漠である。砂漠と文明の関係を述べよ。
5.人類が地球に誕生してから、どのように移動をくりかえしてきたか説明せよ。
6.昨年起こったグルジア問題を地政学の観点から解説せよ。
本来の地理学に興味のある方は、解答してみてください。 info@janal.co.jp
●米国から自立するための必要条件 2009.01.28遊悠人
※日本が領土問題や拉致問題を解決できないのは、米国がそれを望んでいないからだ。
@(抑止力としての)核武装・・・対中、対ロの意味も込めて。
Aロシアと北方四島問題を解決し、平和条約を締結する。(対米、対中)
B経済面で中国・アジアにもっと接近し、欧米に対し、グローバルスタンダードはアジアから発信
C米国債を買わない。
●2009年に起こること 2009.01.25遊悠人
@民主党連立政権の誕生
小沢に健康問題があるなら、岡田を総理大臣にすべし。アメリカの傀儡はもうゴメン。
Aオバマさん、期待ほど経済問題解決できず。
そもそもアメリカが原因で金融危機が起こっているのに、ダウやドルがそれほど下がらない
のはおかしい。世界中がデリバティブとか金融工学とかいかがわしい手法で、よくもだま
されたもの。ドルが暴落しないでは済まされない。
B中東からアフガニスタン/パキスタンにかけて地域戦争の臭い。もはやテロなどでは
すまない。核の使用もありうる。
C各国でさらなる不景気により失業者が著しく増大。暴動多発。
Dパンデミックや自然災害により死者も激増。増えすぎた人口への抑制が始まる。
ただしこれは自然の摂理というもの。
今年は粛清の年だ。
●厚生省役人へのテロ 2008.11/21遊悠人
最近、元事務次官2家族が襲われた。「誰でもよかった」といって関係ない者が殺される
時代である。テロは許せない、などときれいごとをいっても通じないものがある。
厚生省、社会保険庁はあれだけいい加減な行政をやってきたのだ。相当な被害者がいる
わけで、この国家的サギに対して誰かが責任をとらなければならないはずだ。
バカな政治家は選挙で落とすこともできるが、役人は野放しである。これからこの種のテロ
が続発することは容易に想像できる。
●株価暴落 2008.10/10遊悠人
株価が暴落している。日本投資家の22兆円が10月の8日間で消えたといわれる。1,000万人
が220万損したか、220万人が1,000万損したことになる。年間ならその5倍になるだろう。
いつも決まって損をするのは、コツコツ稼いで貯めてきた一般個人。
じゃあ、その分一体誰が儲けているのか?
上場企業は意外とニンマリだ。安くなった自社株を買い、せっせと自己資本を増強している。
配当や給料を下げる格好の理由付けができた。
例えば、日本の銀行はバブルの時は税金の補填を受け、儲かってる今は税金を払わず、資金繰り
に苦しむ中小企業には貸さず、貸しはがしを迫る。それでいて外国の証券会社を買収しようと
時価の3倍近い高値で入札するなど、バカのし放題。
こうやって、最終的に稼いだ金はバカな国から悪の金融大国(米国)に流れていく。
さて手持ちの株や投資信託はどうすればいいか?
本来は、こういったときときのために、資金には余裕をもっておくべきなのだ。
今はほっといて普通に3-5割損するか、大儲けするかの瀬戸際である。
●ノーベル賞受賞 2008.10/9遊悠人
拍手喝采です。特に物理学賞は基礎理論ということで、たいした実験設備もなかった時代、
紙とエンピツだけで、30/40年以上も前に考えたことの正しさが立証されてきたわけです。
巷間いわれるように、ノーベル賞級の理論は30歳前後までに考え付くことが多いようです。
若いときに興味の対象をみつけ、それに打ち込んできた人のほんの一部の人が手にできるので
しょう。
それにしても、湯川秀樹博士の偉大さが偲ばれます。モノマネではありえない理論芸術の
分野ですね。
●日本の大油田・ガス田 2008.10/5遊悠人
日本では秋田・新潟など、ほんの雀の涙ほどの石油しか採れないと思っていた。
だが、果たしてほんとうにそうなのだろうか?
かつて想像もしなかった北海油田が発見され、日本近海でも最近サハリン沖のガス田や、
尖閣列島でも中国が天然ガスの商業生産を始めた。
もちろん、日本近海の常磐沖や島根沖あたりの海底を掘削したようだが、いい成果は得られ
なかったと聞く。
しかし、ほんとうにないのだろうか?
地形的に見て、北海道ではオホーツク海や留萌沖あたり、さらに日本海のド真ん中などは
十分探査したのだろうか。もちろん巨大油田は期待しないし、あれだけ騒がれている尖閣
列島でも規模はだいぶ小さいと聞く。
ただ、数千万年前の第三紀層に溜まる石油を考えると、かつて暖かい海だった場所では
どこでも、石油の母岩となりえるわけで、あとは滞留層の存在とその構造次第と思われる。
滞留層としては砂岩・石灰岩層に加え、日本では凝灰岩層が広く分布している。
また日本列島の構造は、東北では太平洋東方から圧力を受け、褶曲し、南北の背斜構造が
無限に存在しているし、同様に、西日本では東西方向の背斜構造が存在する。
背斜構造の上部は引き伸ばされるがゆえ、侵食されやすい。よって、湾や湖、大規模な窪地
には地下に背斜構造を持つことが多い。ペルシャ湾、カスピ海、メキシコ湾、マラカイボ湖、
タリム盆地などはそのいい例である。
したがって、オホーツク海、日本海に大油田があっていい。私はロシアが国後/択捉島を
返したくないのはオホーツクの海底油田の存在だと睨んでいる。
もちろん日本列島自体、数万〜数百万年前の火山活動をはじめ、数々のストレスで大規模で
安定した構造は望むべくもないが、私には、かつては北海道から東北・日本海を通り、尖閣列島
まで続く大油田地帯があったと夢見ている。
●消えていくジャパンマネー 2008.9/6遊悠人
1/13に低金利・円安の弊害を述べた。金利を下げれば円安になる。円安は輸出大企業に
とって非常に都合がいいので、バブル崩壊以降、いまだに18年も続いている。結果どうなった
かというと、我々の預貯金の金利がいまだにほぼゼロというわけだ。
その額個人資産だけで1500兆円×0.05%=75兆円、年間で75兆円が搾取されていると
いっていいだろう。18年間で1,350兆円もの逸失金利である。誰が搾取しているのかといえ
ば政府、銀行、証券会社、輸出大企業である。
さらにこれら預貯金が、円安によるキャリー・トレードという形で、海外のファンド等に
流れていく。最終的に一番の利益は米国に流れ、この金でイラク・アフガンの戦費500兆円が
賄われ、消えていくことになる。
何のことはない。われわれ日本人は十分にイラク・アフガン戦争に貢献しているのである。
ブッシュが低金利を日本に押し付け、バカな政治家や輸出大企業がこれに乗り、銀行・証券が
手先となってお膳立て、という構図である。貯蓄から投資へだって。その投資がいったい
どれだけ目減りしてしまったことか。
定率減税?消費税UP?こんなものわずか10〜20兆の話だ。チイセー、チイセー。
まず、金融政策として金利を3%まであげていくことだ。
構造改革とは、まさに円高に対応した経済システムに作り直すことと心得るべし。
●集中豪雨が増えるわけ 2008.9/6遊悠人
地球はそれ自体、温度を安定させるシステムを持っている。それは水を媒体とした熱拡散
システムというべきものである。
暑くなれば、水を蒸発させ、その際、気化熱(539カロリー/g)を吸収し、それを上空に押し上げる。
(夏の積乱雲をみればよくわかる) 押し上げられた空気は上空で冷やされ、雨となって地上に
降ってくる。その際、上空で液化熱を放出してくるのだ。つまり地球は暑くなりすぎた地点に
水-水蒸気の状態変化を通して熱の拡散をする。
これだけ暑くなると、当然、このシステムが働き、各地で集中豪雨が起こってくる。これは、
以前この欄で明かしたように、台風がなぜ起きるか、ということと熱拡散という観点で全く
同じ理由である。ただこの上昇気流型(ヒートアイランド現象を含む)の集中豪雨は、前線型とちがい
時期的にはほぼ8-9月に限定されるはず。また時間的にも気温が下がっていく夕方から夜と
いうことになる。
同様に冬になれば、水が氷になることにより、凝固熱(80カロリー/g)を放出し、地球を暖めて
くれている。地球が水の惑星といわれる理由である。
●情けなや、福田自民党 2008.9/4遊悠人
前回予想どおり、この内閣は結局なんにもしないで終えてしまった。(8/4)
そもそもやりたいこともないのに周りの都合で首相になること自体がまちがいなのだ。
何度も言うが、自民党政治は終わりということ。参院で過半数割れ、衆院でも三分の二割れが
確実となると自民党の法案は一切通らなくなる。この国のねじれを解消するためには衆院でも
民主党に投票し、政権を委ねるしかない。
ただ自民党の生き残る方法がないでもない。
問題は政権党である今、まず何をやるかなのだ。 答えは今まで主張してきたように、
「行政改革」一本、ただそれだけだ。解りやすく言えば「ムダの切捨て」ということに尽きる。
まず政治家、役人(公務員)の三分の一カット、残った者の給料三分の一カット。これで国の
赤字の半分が消える。もちろん不要な特殊法人や天下りなどはすべてカットする。この
行政改革が財政改革に繋がるわけだ。しかもこれは1年以内で結果を出さなければならない。
ここまでやればさすがに我々も応援せざるを得ない。ただそんな人材がいるか?
二世ニセ?議員では親父を越えられないように、昔の自民党以上にはなりえない。
麻生?・・・韓国、李明博の二の舞いになるだけ。経済通?マサカ。行革に全く無縁な人。
与謝野?・・相手にされず。誠実なんだけどね。最後のご奉公のようだが健康に問題あり?
石原?・・・改革派ぶってるが道路公団改革で何もできなかった実績を持つ。超風見鶏
小池?・・・ヒラリーのトップなき今、話題性としては面白い。官僚とのバトルは他よりマシ。
石破?・・・正義感ぶった田舎出の戦争オタク。コンプレックスを背景とした攻撃性。
山本?・・・問題外、ただの自民党スポークスマン。
期待できるとすれば渡辺喜美の行政改革による一点突破、ありえないよなあ!
改革!改革!と口先だけの政治屋だらけで腹が立つ。
★ヤルといってヤレ!
★ヤルといったらヤレ!
★どうせヤルなら徹底的にヤレ!
★まずは行政改革からヤレ
●日本のサッカー 2008.9/5遊悠人
一番重要なのは、日本チームの場合監督である。いかにも頭の悪そうだったジーコの後任
オシムには相当期待したものだ。彼には哲学があり、構想力があり、そして味があった。
メンバーの力を引き出し、負けても納得できた。
心配なのは岡田である。果たして選手達に信頼されているのだろうか?戦術があっても
戦略がないように見える。勝つことだけに執着していては、イザ負け始めたらあとは坂を
転がり落ちていくだけだ。
日本サッカーは、選手は育ってきたが、いい監督が育たないねえ。
それから言い忘れたが、監督といえばあの星野のザマは一体何なのだ。コーチ、選手の人選
から起用、テメエのために野球やってんじゃねえ。WBCの監督?球拾いでもやってろ。
●ゾンビ内閣 2008.8/4遊悠人
衆院の解散は任期いっぱいない、と見ている。今は自民+公明では負ける確率があまりに高い
ので解散なぞしようがない。今回あと1年でどう巻き返せるか、麻生以下大物を並べたようだ。
福田にとっては責任逃れ内閣といえよう。これだけ大物をそろえて負けたのだから仕方ない、
という・・・
この顔ぶれからは何のヤル気もみえないし、結局はなんにもしないで終えることになるだろう。
今度の内閣を「ゾンビ内閣」と命名しよう。真の改革を目差す者は一人もいない。
ただ、当面民主党が政権を取ってもうまくいく保障はない。むしろしばらくはガタつくことは
間違いない。それでも政権は交代しなければならないのだ。そして行財政だけでもキッチリ改革
してもらわなければならない。
今回、行革担当の渡辺喜美が留任しなかったことには失望した。もっと特殊法人や公務員改革を
徹底してやってもらいたかった。改革という点でがんばったのは彼一人ではないか。
●サブプライムローン(以後SPLで省略)とは 2008.7/19遊悠人
結論をいうと、そもそもの発端はイラク戦争だと思っている。あの500兆円もの戦争資金は一体
どこでカバーされるかと考えたとき、思い当たるのがこの”サブプライムローン”である。
まさかこれらの資金がブッシュのポケットマネーで間に合うわけはないだろうし、そこで出てきた
のがSPLである。
かの資金の穴埋めに、住宅ローンの破綻や原油高、食糧品高が演じられ、また投資信託などという
儲け話に乗せられては、多くの無知な人間の金が吸い上げられている。
この数年であなたの株や投資信託が損をした分、また原油や食糧品が値上がっていく分が、かの
戦費の穴埋めに使われているのである。
一番の受益者は、中東・ロシアなどの産油国である。アメリカはこれからいかにして彼らの金を
巻き上げていくのか、すでにシナリオはすでにできている。ひとつはドル安−これで米国債など
大量の米国の債権を持つ国々の利益を目減りさせ、また中東の政府系ファンドの米国の銀行や
証券会社への出資である。そして世界中の金が動き回るほど金持ちはより金持ちになっていく。
●四川大地震 2008.5/14遊悠人
先日5/12の中国四川省の大地震に関して、気付いたことを述べておきます。
皆さんもよく見て欲しい。googleの写真/地形図から鮮明に見えます。まず成都の西北にNEから
SW方向にはっきりとした断層崖が連なっていることを。そしてそれはNW側が大きく持ち上がって
いることを。見えるだけで4000mの落差があります。また四川盆地一帯に拡げてみると、驚いた
ことにこの盆地全体に数々の断層崖がみえるのです。盆地の南端で3000万人もの人口を抱える
重慶のまわりには、まるでミミズが這いつくばっているかのような断層崖が10数本みえます。
さらに成都西北の断層崖を北東方向に追っかけていくと西安、太原、石家荘、そしてかつて
大地震(1976年7月)で24万人もの死者を出した唐山に続いています。唐山のすぐ西には北京が
あり、すぐ南は天津です。なんということでしょう。これらの街々は断層帯の真上に乗っている
のです。
かつてインド亜大陸が北に押し上げられ、エベレストが誕生しましたが、それだけでは収まらず
その力はチベットから東に向かっているわけです。そこで気になるのは断層線の方向です。SW
からNE方向に傾いています。まず地震は、雲南省あたりで相当発生していたはずです。このあた
り一体は航空写真でみても一目瞭然、まさに地震の巣です。人体でいえばガンのように見えます。
さらに開放されないひずみは北東方向に溜まっていきます。ということは次に上記の都市が危
ないということです。つまり西安、太原、石家荘、北京ということになります。まだ先のこと
とは思いますが、過去の地震の年代と規模からある程度の類推を中国の地震局は公開すべきです。
なおM:マグニチュードとは地震震源の絶対的大きさを表し、震度:その場の揺れの大きさ、とは意味
が全然ちがいます。Mは1ちがうと√1000倍違います。2違うと1000倍です。つまりM7とM8の地震と
ではそのエネルギーの大きさは約32倍違い、M7とM9ではなんと1000倍もちがいます。>M7は巨大
地震で危険ですが、直下型だとM6でも危険です。今回はM8で直下型なのです。
プラスの面も指定しておきましょう。
これで中国の情報公開が相当進むはずです。今回の地震は情報隠微の面にも亀裂を生じさせ
ました。中国は一部経済に関しては伸長が目立ちますが、我々が思っているより彼らの思考は
まだまだ発展途上です。どこかの宗教団体のようにも見えますし、田舎からの成り上がりのよう
でもあります。視野が狭く、自分の都合だけを主張するしかできませんので、決して彼らの言い分
を鵜呑みにすることは大変危険です。
例えば、日本の援助隊があたりまえに行っただけなのに、あれだけ大騒ぎした日本への非難が
収まってしまうとは、いかにも軽すぎやしないか?つまりほんのうわべしか見てないのです。
●最近のチベット騒動と中国人 2008.4/1遊悠人
もう32年前のことである。インド旅行中にダラムサラに立ち寄ったことがある。
そこにはチベット亡命政府があり、ダライ・ラマ14世やリンポチェの講話を聞くことができた。
中国は毛沢東が亡くなった直後のことであり、不安定な、騒がしい時代だった。
ダライ・ラマ14世は、今もその時となんら変わることなく、しかも40年以上に渡り最高指導者で
あり続けているのは実に驚くべきことである。
その間、中国は大きく変わった。特に政治・経済は大きく変わった。
しかし変わらないのはその気質・体質である。
相変わらずの@自己中心主義。いまだ前世紀の覇権主義を実践し、漢人が世界の中心だと
思っている。そこから来る極端なA差別主義。漢人以外を見下し、何をやっても許される
ようだ。
なんの権利があって、民族や宗教のちがうチベットや新疆を征服・併合するのか。
異常なまでBメンツにこだわり、共産党理論に合わせ、事実をねじ曲げる。毒ギョーザは俺
のせいではないと。
さらにはC階級社会。この国には平等と言う概念はない。世界一優秀な中国とその他の国。
同じ中国内でも漢人と少数民族。選ばれた共産党員と一般人、いったい紀元前の奴隷制度と
どこがちがうのか。陰と陽だけの世界。北京や上海の住人と田舎の人々、彼らは決して混じり
合うことはない。
その北京や上海においても、住む場所によって差別される。あの地区に住んでるやつらは
どうしようもない。絶対にアイツラとはつきあわない、と。
これらをブチ破る新しい差別体系が「金持ちと貧乏人」である。上に行くには金儲けしか
ないという極端なD拝金主義、が現代中国を覆っている。もはや金持ちに非ずんば人間に非ず
という世界である。
●上村愛子さま モーグル年間総合優勝おめでとう! 2008.3/10遊悠人
あっぱれでした。ほんとうにご苦労さまでした。アンタはエライ。
勝因は、コーチを換え、問題はエアではなく、ターンにあると気づいたことでした。
●景気後退・・・今年は相当な不景気が来るだろう 2008.2/15遊悠人
米国発サブプライム問題に対して、我が福田首相殿は全くノー天気、何もしない。
この間株価の下落を始め、一体どれだけの富がわが国から消えたことだろう。国民の富と安全
を護るのがアンタの仕事とちゃいますの?
人口減少は確実にやってくるのだから、まずそれに合わせ、国もスリム化せないかんのではない
ですか?既得権益にしがみつく政治家、役人、役所を思い切って半分に減らしてはいかがですか?
年金や社会保険制度も維持できないのはミエミエなんだから、こんな制度を一切廃止して消費税
に一本化したらどないや?
消費税20%? 結構やないの。ただし年金・社会保険は一切取るナ!
とにかくわかりやすく、スッキリさせようやないの。それだけで株価は5割は上がる。
●中国毒ギョウザに関して 2008.2/11遊悠人
中国現地の工場で何者かが故意に混入した可能性が高いようだ。そうであっても
問題は、その原因が労働問題などの中国固有の問題であるのに対し、それを日中間の政治問題に
すりかえようとする中国政府のやり方であって、よく注意してみることが肝要である。
これはかつての戦争や農業問題や格差の問題すべてにいえることだが、すべて国内問題を
日本との政治問題にすり替え、国内の不満を外に向けようとするいつもの責任転嫁のやり方だ。
それほど農民や大衆の暴動、世界からの反発を怖がっているのだろうが、果たしていつまでこの
共産党独裁政府のやり方が通じるか?
●クリントンかオバマか? 2008.2/10遊悠人
結論から言うと、共和党より民主党、民主党ではヒラリーよりオバマとなるだろう。
理由@景気後退の折、米国民は安定した生活を望むはず。キーワードは「change」で、もはや
テロではない。
長くつづいた親子にわたるブッシュ政権に続いてまたクリントンではウンザリ。
A女性のトップはドイツ、カナダ、北欧にもいる(いた)が、先進国で黒人のトップこそ
はるかに大きい変化だ。
Bオバマは相当スピーチが上手い。
C経験だけではヒラリーは共和党マケインに勝てない。
D大体いつまでイラクで戦争やってるの?もっと国内の心配でもすれば。
●なぜ日本の携帯電話はこう複雑なの?? 2008.2/7遊悠人
日本の携帯電話は世界ではまるっきり売れない。日本のメーカーは中国からすべて撤退した。
なぜ?もちろんGSMなどの規格の問題もあろうが、一番の理由はこの操作の煩雑さにあるのでは
ないか。よけいな機能が多すぎて腹が立ってくる。もっとシンプルさを目指すメーカーがなぜ
出てこないのか?こんな分厚い説明書など読めるわけが無い。5-6万もする携帯など誰もが
欲しがるモノではないし、まして海外で売れるワケが無い。
私の場合、まずカメラ機能はいらない。デジカメがあるからだ。TV?要らん、要らん。電話と
せいぜいメールだけの機能で十分だ。その分安くて軽くて薄ければそれでいい。これを¥10,000
〜¥15,000程で作れば売れると思うのだが。
どのメーカーも相変わらず右に倣えで情けない。
●落ちていくJAPAN、JAPAN/MONEY 2008.1/13遊悠人
最近、外国を廻っていて感じることがある。GNP2位だったはずの日本の強い経済力は一体どこに
行ってしまったのだろうか? あれほど強かった円がいまや新興国に負けてしまっている。
米ドルと共に落ちていく円の価値。いまやヨーロッパや豪州などとても気軽に行けなくなった。
最近は中国や韓国でさえそうだ。ほんの数年前と比べ、円の価値は2〜4割も落ちてしまった。
旅行を愛し、実践する者にとって由々しき事態である。
なぜ、こうなってしまったのか?
それは単に政府経済運営のマズさに因る。
経団連のいうまま、一部輸出大企業の望むまま円安に誘導してきた結果がコレである。
何度も公定歩合を上げるチャンスを逃し、金利はほとんどゼロのまま。外国資金が逃げるのも
無理はない。日本人さえ円を売って外国に投資するのはあたりまえ。
そして、彼らも円安を望むことになるのである。
太り過ぎが原因とわかっていれば、処方は食べすぎないことと適度な運動をする以外にない。
日本の景気停滞の原因はほとんどわかっているし、処方もわかっているのに何もやろうとしない。
「食べすぎ」なら無駄な予算は削ればいいのだし、「運動」は改革や新規の事業を立ち上げれば
いいのである。
現在の日本は太りすぎとわかっているのに、以前と同じように暴飲・暴食のまま、それで運動を
しない。
国力の衰退は、まさにそういった意思の弱い・実行力のない政治家・国民に成り下がって
しまった結果である。
この円安では将来、外国に避難することもできなくなってきた。
●さらば自民党 2007.9/13遊悠人
予想どおりといおうか、安倍首相の退陣となった。そもそも北朝鮮の拉致問題で人気が出ただけの
人だった。夢も、意志も、気概も、戦略も、まともな側近もなんにもなかった。この人は一体なぜ
首相になったのだろう。
自分自身でなにをやりたかったのか、また自身の能力で何ができたのかがまるでわかってなかった。
単に選挙対策用の顔として祭り上げられただけのことだった。その選挙で負けたのだから、おのずと
身の処し方があったろうに。
肝心の拉致問題も何ひとつ進展しなかった。しかしこの辞め方はないだろう。一体どれだけの
覚悟で首相になったのか。せめてテロ特措法延長と引き換え心中するぐらいのほうがわかりやすか
った。
一党独裁が長く続いた自民党には、もうこの程度の人材しかいないのだ。しかもたたけばホコリ
の出る連中ばっかり。みんなもうそのことに気づくべきだ。
政権はもう民主党に任せたほうがいい。日本は早く二大政党制にならなければならない。そして
一首相、一仕事でいい。小泉のように衆院解散までやって、郵政改革をやった。良し悪しは別にして
あれでいいのだ。
次期首相にはまず腐りきった官僚制度を改革してもらいたい。透明で、スリムで、スッキリした
組織に換えること。それで辞めればいいのだ。
民間で行ってきた「リエンジニアリング」をなすべき時だ。
●なぜ高くなった海外旅行? 2007.9/7遊悠人
原因は1.に為替(ダラダラ続く円安)、2.に海外諸国の経済発展による物価上昇、である。
ここ数年で、アレヨアレヨという間に、ユーロやタイバーツや中国元は対円で3割ほど上昇した。
物価もホテル代を中心に3割は値上げになったと思う。したがって海外旅行(ツアーを含め)は
平均して3割ほど高くなってあたりまえと言える。物価が3割UPで為替が3割安なら1.3×1.3=1.69
で7割UPでもおかしくないのだ。(ただしAIR料金はそれほどのUPはない。)
もちろん地域/国によって格差はあるが・・・
1.なぜ円安か?
自動車、電機など輸出企業が儲かるからだ。問題は儲けた分を使わないことにある。
(給料をあげない、国内に投資をしない)
給料が3割上がれば、ツアー料金が多少上がるのはやむをえないし、それがバランスというものだ。
円安を止めるにはただ単に金利を上げればいいのだが、政府は輸出企業が儲かって、景気が
いい分には何もしない。これが世の中の資金の流れをおかしくしている。キャリー取引という
ヤツだ。
金利が上がり、円高になれば逆の現象が起こる。円高→輸出減→景気悪化→(給料減)、ただし
円高なので海外旅行は安くなる。
どちらがいいか?
もちろん、海外旅行オタクは円高がいいに決まっている。
2.なぜ諸外国の物価が上がるのか?
中国をみてもわかるように、景気上昇による賃金UPはすさまじい。株はここ8ケ月でなんと2倍
になった。3年前と比べ5倍である。当然物価は上がる。ホテル代も食事代も交通費も入場料もみな
上がる。いまや上海の上位10%と東京の上位10%を比べたらはたしてどちらが裕福と考えるか?
一度上海人上層のお宅を訪ねてみればいい。その豪華さにビックリすることだろう。
国の勢いの差はまことにもって恐ろしい。日本人はモタモタしてたら海外旅行など夢の話に
なってしまうのではなかろうか?
日本が失われた10〜15年の間に、諸外国はそれだけ発展し、日本に追いついてきたのだ。
もちろん、このままの状態が続くわけがない。
近いうちに、金利上昇→円高になるのは間違いない。そして景気悪化の悪循環にはまっていく。
なあに、その前にドルがコケるってか?
●参院選 2007.8/7遊悠人
安倍首相は裸の王様だねえ。まずあの人事、久間、松岡、柳沢、そして最悪の赤城、共通してみな
顔(人相学上の)が悪い。少しは顔で判断できないもんか。
参院選、やはり小沢はすごかった。自民で対抗できるのは野中ぐらいだったろう。しかし選挙が
終わった当日顔をださなかったのはなぜ? にやけた顔してバラの花なぞつけてる性質でないのは
わかるが。この人は首相にはなるつもりはないようだ。
民主ならまじめ・清廉、頑固一徹の岡田ならおもしろい。結構、人材は揃っている。
片や、自民党には人材がいなくなったと思う。たたけば埃がでるような者しかいないのだ。
これがまさに長期政権の弊害である。
私はやはり政権交代が望ましいと思っている。そしてまずは役人の1/3クビを切れ。そして1/3の
給料カット。何度も言ってきた事だが、国の採算はこれだけで大分正常に近づく。ムダは切るしか
ないのだ。
小泉の再当番はありえない。できすぎた前回以上になりようがないからだ。
天の味方がついた小沢は今しかないと突っ走るだろう。半年で衆院解散に持ち込めるか?あとは
体力・気力がどこまで持つか。スピード勝負だろう。
まずは安倍首相の次の内閣人事ですべてが見えるはずだ。
すべてがひっくり返る? 望むところだ。
●最近の中国医療研修実情(個人参加の薦め) 2007.7/10遊悠人
タイやバリは個人研修が主流だが、中国は学校やグループ単位が主流である。これは中国という国の
特殊性もあるのだろうが、なぜ中国医療を目指す者は団体行動をとりたがるのだろう?
タイやバリも日本語は通じないし、タクシー乗るのも大変だ。レストランでは注文もママならない。
でもほとんどが単身で来て学んでる。
個人で参加しても学ぶ内容に大きな違いはないし、終了証も同じものが出る。個人だと料金が高く
なるかというと意外とそうでもない。学校単位だと、先生の分の負担とかでその分が高くなるためだ。
最近の憂える現象として、学校に対し、大手の観光会社が参入を始めたことである。彼らは観光旅行
の延長として現地業者にまる投げするので、確かに値段は安いのだが、研修のレベルは相当低下した。
添乗員やガイドは観光が専門なので、医療知識はまるでない。これではまともに案内できるわけがない。
学校も利益優先で、そのあたりの事情がまるでわかってないようだ。
したがって、授業の内容は大学まかせ。わかりきった内容でもなんの疑問もなくダラダラ聴いている
だけ。誰も授業のレベルを調整しないので、無駄に時間がすぎていくのは Oh!なんとモッタイナイ。
このような内容を続けると、これから学校経由で行く学生はいなくなりますよ。実際、個人で行かれる
方が増えてきました。
ほんとうにやる気のある方は、個人で参加しても、言葉であれ、受講内容であれ、何の問題もありません。
学校に所属しない方でも、いつでもどこからでも参加してください。料金も学校で参加するのとさほど
変わりません。
学校側には値段の安さだけでなく、研修の内容までしっかり検討することをお薦めいたします。